内容説明
水道も電気も来ていないミャンマーの僻地で米国最大手のコングロマリットが極秘に行なっていた天然ガス探査。それは企業群全体に莫大な利益をもたらし、米国そのものにとっても対中国戦略の切り札となるはずだった。発症からわずか六時間で死をもたらし、しかも致死率百パーセントの寄生虫が発生するまでは。
目次
プロローグ
第一章 発症
第二章 新種
第三章 隔離
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミスターテリ―(飛雲)
34
ミャンマー奥地の三つの湖からなるレイク・クローバー。そこでは秘密裏にアメリカが資源調査をしていたが、そこで在中する駐在員が突然変死を遂げる。その死体は悲惨な状態で、体内には何かが這いずり回ったような痕跡、口をあけると歯茎の部分に小さな穴が空きスポンジのように。CDCがすぐに調査を開始するが、どうやらそれは未知の寄生虫らしい・・・感染源はどこに、なぜ原住民は大丈夫で、寄生された人はゾンビのように人を襲うのか、治療薬はあるのか、なぜアメリカ政府は応援部隊を送らないのか、疑問が次から次へ・・息つく暇もなく下巻へ2024/02/16
shiozy
33
久々に本格大型サスペンスである。石油コングロマリットのミャンマー天然ガス掘削基地が得体の知れない寄生虫に襲われる。米国の権益を秘匿するため、原潜が派遣されたりして、スケールがでかい話である。基地の人々は救われるのか、予断を許さない展開に、ワクワクドキドキ感が募る。さ、早く下巻に行こう。2015/11/30
Walhalla
28
致死率100パーセントの寄生虫に感染し、犠牲者が次々と・・。お恥ずかしながら、虫が苦手な私は、気絶しそうになります・・。それでも、続きが気になって仕方ありません。 ヨロヨロになりながらも、下巻に進みます。2017/11/21
うめ
27
読みやすさ、話の作り込み、映画の様な場面転換。どれをとっても一級品。最高のエンターテイメント。こんな面白い作家さんの作品を今までスルーしていたなんて!この手の主題の作品や、映像ありきで組まれた作品も色々読み倒して来ましたが、1番です。残念ながら、エンタメなので、安易な感動だとか、美しい表現だとか、ブンガクを求められている方には向きませんが。とにかく面白くて、力があって。エンタメに餓えてる方にはオススメしたい。なんでこの本、あんまり読まれてないの?不思議すぎる。2016/01/07
HaruNii
14
ミャンマーの奥地で新種の寄生虫に襲われるパニックもの。 人に寄生し発病し死に至る直前に、新たな寄生先の人間にかみつく。強烈な展開。2019/10/22
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