内容説明
山に富み、森林に覆われ、海に囲まれた列島。そこに棲む日本人は自然の恵みを享受し、生計を立て、カミに礼を尽くしては人生の節目とした。また、参詣・巡礼に言寄せた遊山や漂白・旅の渡世は、楽も苦も味わう深さをもたらした。
近世に固まったそうしたスタイルは、しかし高度経済成長期を境に変容を余儀なくされる。見失われた日本人の暮らしと人生の豊穣はどんな形だったのか。民俗学者がフィールド観察と研究の蓄積をもとに語る。
目次
第一章 山に富む列島の恵み――森が産みを育てる
第二章 四季五節の循環――旧暦で語るべし
第三章 人生の節目に現れる神仏――願かけとご先祖様
第四章 参詣と巡礼のなかの信心――遊山の片身ごろとして
第五章 今は昔の旅人たちの「たつき」
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