内容説明
日本の図書館を取り巻く状況は、歴史的なうねりのなかで激変しており、いま新たな図書館政策論・図書館思想が必要とされている。そこで日本の歴史のなかでも、特に明治期から現在までを中心に、従来の図書館論で見過ごされてきた、図書館が果たしてきた役割や機能を記述する。重要事項を検証し、今後のあるべき図書館像を検討する。
目次
はしがき
第一章 本書のねらい
第二章 図書館の意義
1 図書館とは何か
2 図書館学と図書館サービスの理論
第三章 日本の図書館の発達と近代化
1 近世までの日本の図書館
2 日本の近代化と図書館
3 日本の調査活動の高度化と専門図書館の発展
4 社会教育と公共図書館
第四章 日本の図書館確立期──青年図書館員聯盟と間宮不二雄
1 日本図書館協会の形成と図書館学の確立
2 図書館学教育の本質と図書館学の確立
3 図書館員教習所──文部省の図書館職員教育
第五章 占領下日本の図書館
1 日本占領と国立国会図書館
2 前田多門とシビックス(civics)概念の提唱
3 日本の図書館学の確立と日本図書館学校(Japan Library School)
第六章 復興の一翼を担った専門図書館
1 専門図書館の発展と日本の復興
2 ドクメンテーション──科学技術情報活動の発展
3 英国の戦後復興事例にみる専門図書館
第七章 今後の日本の図書館
1 デジタル時代の図書館──機械化図書館か、電子図書館か
2 図書館とデータベースのあり方
3 図書館業務の外部化と図書館の将来
あとがき
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