世界をおどらせた地図

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世界をおどらせた地図

  • ISBN:9784863134430

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内容説明

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世界を翻弄したのは、英雄か、悪党か。未知の世界に打って出た命知らずたちの、栄光と敗北を、美しい古地図とともに読み解く。

死を恐れぬ探険家、一獲千金を狙う山師、跋扈するならず者……彼らの一世一代の旅を刻み、あるいは駆り立てた地図の数々。
著者が所蔵する稀覯書や地図のコレクションのほか、世界中のプライベートコレクション、美術商、美術館や博物館の収蔵品などから集めた、とくに美しい版で編まれた贅沢な地図誌。未踏の旅路・異境の驚き・一攫千金への欲望・密かな企み・悪党の狼藉など、39のエピソードが地図を彩る。

地図が現在のような姿になる以前、探険家が新たな情報をもたらすたびに、地図は描き加えられ、削除され、訂正されてきた。平面に引かれた線の背後には、あまたの果敢な挑戦や、凄惨な侵略や、悲劇的な敗北が連なっている。
本書は美術品ともいえる古地図とともに、最新の研究成果を携え、海賊や探険家が跋扈していた時代へと読者をいざなう。

目次

イスラムの地理学者たちと知識の探求の成果
コロンブス以前に北米大陸に到達していたバイキング
中国・鄭和の大航海がもたらした驚き
ポルトガルによる熱帯アフリカの探検
ジョン・カボットの北米への旅
大西洋条約を破ったペドロ・カブラルがブラジルに到達
マゼランの世界一周航海
ピサロのペルー征服と狼藉
フランシス・ドレーク卿の世界周航
マテオ・リッチと中国でのキリスト教宣教と世界地図
ウォルター・ローリー卿のエルドラド探しの旅
インテリ海賊ウィリアム・ダンピアの驚異の冒険
航海の予定よりも科学を追求したブーガンヴィル
クック船長による太平洋と南極海の調査
ラ・ペルーズ伯の探検隊消失の謎
ムンゴ・パークの北アフリカ探検
フランクリン探検隊の謎の失踪
女性旅行家の精力的な旅と報告
北極点到達競争とその果ての悲劇
など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スターライト

8
『世界をまどわせた地図』の姉妹編。古代世界から20世紀初頭まで、多くの探検家が命を賭して、好奇心に駆られてあるいは報酬のため、大西洋の彼方、南方大陸や香辛料諸島、黄金都市、暗黒大陸、北極点と南極点への冒険行を豊かなエピソードで紹介。カラー図版で探検の結果明らかになった精密な地図ととともに読者を未知の地へ誘う。順風満帆な冒険などほとんどなく、体力と精神力を奪っていく過酷な旅程は現地民との戦いだけでなく仲間割れや反乱などの苦労も伴った。地球上に未知の領域はなくなったかも知れないが、好奇心は持ち続けたいものだ。2020/09/12

Hiroki Nishizumi

5
しかしよくもまぁこんないい加減な情報を信じて航海に出たものだな2022/10/29

chiyo

4
★4.0 「世界をまどわせた地図」の続編。紀元前2250年から1917年までの、地図と航海に関する出来事が時系列に綴られる。そして今回も、カラフルで魅力的な古地図を多数掲載。空白を厭うかのような緻密な書き込みで、ただただ見惚れるばかり。が、前作が面白すぎたこともあって、本書でのワクワクドキドキ感は少し薄め。それでも、僅かではあるものの日本に触れられていたり、気になっていたマリア・ジビーラ・メーリアンが登場したのが嬉しかった。それにしても、探検中に現地人に喰われるという非業の死を遂げている人もいてビックリ。2019/11/18

たか

2
世界をまどわせた…を以前読んだから今回はこちらを。2021/04/17

サタイン

1
まどわせたの次の地図の本。人口衛星どころかまともな外洋航海用の船もなかった時代から地図っていうのは戦略用として用いられてきたわけだが、それを作ったのが人力による観測っていうのは本当に凄いし、感動する。2024/03/31

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