内容説明
「そんなこともわからないんですか?叔父さん」 共に暮らしていた祖父が亡くなり、天涯孤独となった高校生の小早志麗人は、それまで疎遠だった叔父が所長代理を務める探偵事務所に転がり込むことに。さらには閑古鳥の鳴く事務所を繁盛させると宣言し――? 頭脳明晰な毒舌美少年の甥っ子と元刑事で探偵である叔父が事件に挑む! 『忘れない男』の著者がおくる、バディ・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
21
図書館で見かけ、手に取りました。家族が亡くなり、唯一の親族でもあった叔父の元に転がり込んだ主人公。言葉の端々に叔父に対する失礼な感情が見え隠れしていて、何だかなと思う部分が多かったのですが、ある意味それは期待していたからなのかもしれませんね。閑古鳥の鳴く探偵事務所を再興させるべく、主人公が謀略を練り事件を解決していく様子は面白かったです。でも、絶対に敵には回したくない人物でもありますね…。まだまだ続きそうな展開で終わったので…続編を楽しみに待ちたいと思います。2023/09/14
み
16
さくさくと♪麗人くん、カッケー^ ^皆さんのキャラもイイけど、お話しも楽しみました。続編読みたいです。2024/07/21
sugar&salt
13
武智さん、元捜査一課の刑事さんだからそこそこ出来る人なんだろうけど、小早志少年が天才過ぎて終始残念な感じだった(笑)でも、元後輩から慕われていたり、罪を憎んで人を憎まずみたいな弱者に寄り添う優しさも持ち合わせていて、10年会ってない甥への対応からもめちゃめちゃいい人なのが伝わってくる。 武智さん視点と小早志少年視点の切り替えが早いから2人の心情が分かりやすくて、面白かった。続きも楽しみ!2021/12/28
りんりん
12
元刑事で探偵の叔父と天才美少年の甥が一緒に住むことになった。探偵事務所を繁盛させるために、甥は事件に取り組むことを提案する。登場人物を紹介し、物語を軌道に乗せるための1巻という感じ。2巻は出るのかな。2021/03/24
にゃうぴょん
12
面白かったです。元刑事で売れない探偵をしている叔父武知が天涯孤独となった天才美少年麗人をひきとってのお話です。冴えないけど人として魅力ある武知と頭の回転の早い腹黒麗人の掛け合いが楽しめました。麗人の父の死に謎がありそうで続きが楽しみです。2021/03/21
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