小学館文庫<br> ラスト・トライアル

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader

小学館文庫
ラスト・トライアル

  • ISBN:9784094068207

ファイル: /

内容説明

大好評胸アツ法廷エンタメシリーズ第3弾!

突然の事故で父親を失った相棒リックが一時的に「マクマートリー&ドレイク法律事務所」を離れ、一人で弁護士業務を請け負うことになったトム。そんな最中、事務所に一人の少女が現れ、殺人事件の容疑者として逮捕された母親の弁護をトムに依頼する。被害者はトムとリックにとって宿敵の男。そして容疑をかけられた母親は、あの因縁の人物だった‐‐。自身に忍び寄る「影」に不安を抱きながら、「まさか」の男たちを相手に、誰が見ても負けと思われる「最後の裁判」に挑むトム。彼と、彼を全力で支える者たち、そして全力で立ち向かう者たちを描く、大好評胸アツ法廷シリーズ、待望の第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

100
主人公、トムのひたむきさに心打たれる法廷ミステリーだった。トムは70歳を前にした弁護士。重ねてガンを患っていて余命を宣告されている。相棒と事務所をやっていたが、相棒が事務所を離れ、一人で弁護士業務を請け負うことになる。持ち込まれた依頼は元ストリッパーの女性が、殺人事件の容疑者として逮捕され弁護して欲しいというもの。被害者はトムにとって宿敵の男。調べを進めるが、有利な材料は出てこない。そんな中、法廷でどう戦うのか?中だるみする部分もあったが、終盤の法廷シーンには熱くなった。タイトルの意味が伝わって来た。2021/01/29

goro@80.7

83
一気読みの怒涛の展開そして哀しみ。シリーズ3作目は1作目の事件によって人生が変わってしまった人々が巻き起こす悲劇。そしてトムの体を蝕む病の中、助けを求める少女に奮い立つ。ラストへ向けてページが少なくなっていくのに大丈夫なのか!?と捲る手は止まらず、あぁ・・・そんな。次が最終作となるこのシリーズですが早く読みたい、いや結末は知りたくないと翻訳が出るまでジレンマに陥ることでしょう。面白い本を探しているなら迷わずお勧めです。2021/03/24

ペグ

80
「ザ・プロフェッサー」「黒と白のはざま」そしてこの「ラスト・トライアル」と続けて読了。正とされる人達の絆が自分にとっては得意ではないけれど、犯人とそしてその仲間達があまりにもえげつなくてうんざりです。正と悪がはっきりしていてわかりやすくてテレビドラマにしたら良いのではと。「黒と白〜」が1番読み応えがありました。2021/04/23

papako

79
時間がかかったシリーズ3作目。教授が帰ってきてくれました。1作目から続いた悲劇に一つの決着がつけられる。あのジャック・ウィリストーンが殺された。犯人を弁護することになった教授、教え子たちととこ対決に。重要な証人が殺されて、被疑者は口を閉ざす。様々な思惑が交錯して混乱する法廷。何より判事のポーのやり方が気に入らない。ジャックの舅ブリーに巻き込まれた人たちが悲しい。最後の決着はどうだろう。きちんと裁かれた方が良いと感じました。次作がラストらしいけど、教授はどうなる?気になる!2021/07/09

ナミのママ

69
4部作の3作目。完全にストーリーが繋がっているため冒頭は思い出すのに時間を費やしてしまった。殺人容疑の女性には、過去の法廷で苦々しい思いをさせられた。そんな女性の娘が弁護を頼みに来る。最初から不穏な事件だが、なかなか証拠はみつからない。最後の法廷シーンまで、どうなるか?とハラハラしてしまった。帯にあるように「トム、最後の裁判」。さて最後はどうなるのか、次作が楽しみ。2021/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17025925
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数4件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす