内容説明
――おまえ、毎日毎日、僕になんの用がある？
没落した侯爵家の嫡男、ヴァレリに恋をしていた伯爵令嬢のルチアは、
いつの間にか仲間になっていたごろつきたちの力を借りて、
行方不明だった彼を旧市街で見つけ出す。
だがヴァレリは貴族嫌いなのだという。
ルチアはそんな彼に好かれようと、町娘を装い奮闘するが、すべてが空回り。
焦った彼女はごろつきたちの助言に従い、
言葉の意味をよく知らぬまま“既成事実”をつくろうとするが……？
ヴァレリはルチアを娼婦だと思いこみ、事態は思わぬ方向へ！？
生真面目な没落貴公子×ごろつきを従える箱入り令嬢、恋の追いかけっこの行く末は……？
【目次】
１章
２章
３章
４章
５章
６章
７章
８章
９章
10章
11章
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
4
ロマンスを求めるヒロイン弟の従者が完全に話の舵を握っている感がすごかったな。ヒロインは行動力はあるけど世間知らずだから動くたびにだいたいなにかしら問題起こしている気も。おつきのごろつきたちも大変だわね。ヒーローは普通に真面目で努力家好青年だけどヒロインに振り回されまくっているのでやや気の毒。まぁ彼もヒロイン好きすぎてアレなんだけど。ヒロインのパパと弟が完全にヒロイン好きすぎてヤバイやつ過ぎたわね。特に弟。だからこそラストでヒロインが素っ裸で爆弾発言かますのは恐ろしく爽快だったわ。ぶっちゃけいい気味。2021/08/31
しじまいずみ
2
読み始めてしばらくしてああ……これはコメディなんだと気がついた。 序盤はおいおいこの主人公大丈夫か……?と思いながらも読み進めると中盤から面白くなっていき、てんやわんやすれ違いの大騒ぎ。2022/07/10
もずく
1
前回が好みだったので買ってみたけど、真面目なヒーローが振り回されてて面白い。コメディに振り切ってるし癖が強いから普通のTLを求めてる人は失敗すると思う。お父さんも弟もごろつきも楽しかった。ただ、まったくソーニャじゃない2021/01/16
たまこ
1
コメディに振り切ってた。ソーニャ感はない。下品な表現もあるけど私はわりと好き。 ヒロインのヒーロー大好きがよく伝わるし、頑張ってるのが好感もてる。2021/01/11
