内容説明
接続表現・文章構造からさまざまな論法まで,豊富な事例で論理学の基礎をやさしく解説。水掛け論にならない反論の仕方など,建設的な議論に欠かせないポイントを学べます。「言いたいことを正しく伝える」ための1冊。レポート・論文作成の前にぜひ。
【野家啓一先生(東北大学名誉教授)にご推薦いただきました】
「議論のための日本語の使い方を学び、論文の書き方を身に着けるうちに、いつの間にか記号論理の玄関口に立っている。論理的に考えをまとめ、筋道だった文章を書くのが苦手という人に最適の、痒いところに手の届く入門書」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zunzun
5
学部生向けの論理学の本。後半になると論理記号もでてくるが、大学一年生ぐらいのゴールデンウィークあたりまでによむとそれ以降のレポートや論文の書き方が俄然と楽になる本だろう。こういう本で一回は論理について勉強しないとまともな文章はかけないような気がする。これに準じた本は世の中に多くあるが、この本は比較的わかりやすい。中学生の小論文対策などにつかうのであればもっと簡便なものもあるだろう。どうしてこういう内容を中学生ぐらいで徹底的にたたきこまないのだろうか。xでの不毛な議論は論理学がないせいでもある。2024/05/07
TM
2
「論理学」とあるが,記号論理学に触れているのは最後の2章だけで,ほぼ「論理的な文章を書くための基本」を解説してくれている。起案しても,論理の部分が弱いと指摘される新人弁護士などには強くお勧めできる。弁護士にとっては,あまり意識せずに当然できている内容がほとんどだが,そういう経験値のようなものをきちんと言語化してくれているので,自分の思考を整理する意味では有用かもしれない。2021/03/20
akanishi
1
世の中のとんでもない論説に対峙し「それは論理学でいうところの○○だっ!」と言いたいものだという動機で読んでみたのだが、当著はそういう小技を伝授するものではなく、意見の伝え方、論文の書き方を中心としたものであった。2021/12/23
べんぞう
1
法律書で有名な有斐閣の出す論理学の本ということで,法律学と論理学を架橋する内容を期待して購入。直接的に期待に沿うものではないが,学問に足を踏み出す高校生や大学新入生が読むべき本である。記号論理の触り程度を他書で学んでいるところだが,命題論理の説明が分かりやすい。俄然,本書を読んでやる気が出てきたところである。文末の参考文献に当たってみたい。2021/08/06
Go Extreme
1
専門家の論理力と実務家の論理力は異なる 実用的な論理的思考カ・表現力を身につける 決まった「型」を用いる 体験して知る言葉→学んで知る言葉 論理は言業の普遍性をめざす 言葉を他人に届かせる 設計図をもつ言葉 論証と議論 バラグラフの3部構成 論文:最初は問いしかない アウトライン→論文 論証:単純・合流・結合 結合論証と演繹 検証型反論と代案型反論 論点のすりかえ・言葉の意味の不明瞭・偏向・印象操作・早すぎる一般化・論点先取・暗黙の前提・決めつけ・結論あり 論証を記号化 条件法の推論規則と誤謬推論2020/11/17
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