光文社新書<br> 警察官の出世と人事

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光文社新書
警察官の出世と人事

  • 著者名:古野まほろ
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 光文社(2020/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334045128

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内容説明

主任警部? 調査官? 管理官? 次席・次長? 理事官? 所属長? 庶務担当課長? 参事官?――「階級」だけでは見えてこない、育成、組織づくりのすごい仕組み、すなわち「警察官の出世と人事」の仕組みを、元警察官僚のミステリ作家が徹底解説。企業の人事担当者、自らの出世が気になるビジネスパーソンも必読!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつのすけ

38
警察組織は身近な存在のだが、大多数の国民は接点を持たない。そのような組織が、民間企業の人事と、どのように異なるのかを知りたくて本書を読んだ。人である以上、民間か公務員かは関係がないと感じた。2021/05/30

tetsubun1000mg

19
古野さんの前作「警察の階級」を読んだばかりなので興味がわき選ぶ。 本作は県ごとの警察本部での採用者の「出世と人事」を中心に解説してあるので具体的。 民間の会社と比較されているので、県警本部長が社長、各部長が役員、警部補が係長など具体的なので民間でしか仕事をしたことが無いものにも分かりやすかった。 警察官として採用されたら交番勤務から始める事、刑事になるには専任試験に合格して初めて資格をもらえるなど具体的。 今後小説や刑事ドラマを見るときに蘊蓄を語ってしまいそう。 民間以上に現場一筋の職人も多いようだ。 2021/02/17

oz

16
都道府県警察に配属された警察官が退職までにどのような道を辿るかを、かなり網羅的か具体的な例を用いてわかりやすく記してあります。警察組織が有能な人材をどう選別してゆくか、そして無能な人材をどうスポイルしていくかが興味深い。行政組織として異質なのは、分限処分(無能力)での降格処分はあっても懲戒処分(不祥事)での降格処分は制度上ない、という点です。組織の特徴がよく出ています。組織の面汚しには懲戒免職(馘首)か諭旨免職(辞職)の選択しかない。2021/12/05

桂 渓位

14
ノンキャリアでも、(理論上は)警視長まで出世出来るとは、初耳でした📙 せいぜい、「相棒」の暇課長(警視)クラスかと、思っていたので✨ 「Gメン75」の黒木警視正は、巡査からの叩き上げとの設定らしいのですが、あれも別段飛躍した話ではなかったんだと(^^ゞ 只、東映レスキューシリーズの24歳くらいで警視正ってのは、年齢上あり得ないってコトは、再確認出来ました✨2022/09/11

海燕

12
興味深い内容だった。以前、著者の「警察の階級」を読んだが、こちらは主に警察官の各階級について多角的に精緻に検討するものだった。本作は、階級に職制とか警察の「専務」などの要素も絡め、警察社会でどのように人事上の配慮がなされるのか、が紹介される。既知の内容も多いが、専務をめぐるあれこれは面白かった。交番勤務は「広く浅く」諸事案の初動に携わる人々であり、刑事、交通など「狭く深く」職人的に関わる専門部署より自ずと「低く」見られる。出世しない警察官は交番勤務が長くなると。誇りをもち交番に立つ人が多くいることも事実。2022/02/13

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