日本経済新聞出版<br> サプライウェブ 次世代の商流・物流プラットフォーム

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日本経済新聞出版
サプライウェブ 次世代の商流・物流プラットフォーム

  • 著者名:小野塚征志【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2020/12発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532323783

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内容説明

●露呈したサプライチェーンの脆弱性
コロナ・ショックでは、改めてサプライチェーンの脆弱性が露呈された。まず中国での生産活動がストップすると、その部品を調達できなくなった先進国に影響が及んだ。続いて中国での生産活動が再開されると、今度は先進国がストップするという悪循環。日本国内でも、スーパーは品不足でも飲食業向けは商品が余るという非効率が生じた。
実のところ、東日本大震災や近年多発する集中豪雨でもサプライチェーンマネジメントの限界が見えていた。だましだまし対応してきたことが、今回のコロナ・ショックで全世界規模で暴発してしまったわけだ。
これを機に、サプライチェーンからサプライウェブの流れがますます進むだろう。本書ではそういった近未来を予測し、メーカーマネジメント層、物流会社等にその備えを促す。

●サプライウェブとは
固定的な「チェーン=鎖」ではなく、不特定多数の調達先・納品先と自由につながることができる「ウェブ=クモの巣」へと進化することこそが、物流・商流のあるべき未来の姿といえるだろう。自動車業界で進んだ「脱モノ売り」、医薬品業界での「脱コモディティ」の動きが、さらに複雑となり、川上・川下の区別なく、最適な取引先を見つける流れがますます加速する。
次世代を見据えた戦略的な投資を実行し、その仕組みを構築できれば、サプライウェブプラットフォーマーとして飛躍的な成長を遂げることも可能になる。

目次

序章 コロナショックはサプライチェーンにどのような影響を与えたのか

第1章 サプライチェーンを取り巻く環境変化

第2章 チェーンからウェブへの進化

第3章 あらゆるプロセスがつながること

第4章 本来必要のないプロセスがなくなること

第5章 サプライウェブプラットフォーマーの出現

第6章 サプライウェブの描く未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんだりん

11
コロナ禍により加速するサプライチェーンの変革を「サプライウェブ」と銘打って解説されている。サプライチェーンを取り巻く環境について主要業界ごとに解説。マスカスタマイぜーションへの変革とコト売りへの変革を基軸に、これからはあらゆるプロセスが繋がり、シェアされるサプライウェブの重要性と、その環境下で今何が起きているのか、勝ち残るための要諦は何か、等が事例も交えて分かりやすく解説されている。★32021/01/18

貧家ピー

5
部材調達からエンドユーザーまで繋がるサプライチェーンから、不特定多数の調達先・納品先と自由につながることができるサプライ・「ウェブ(=クモの巣)」への進化の現状と将来を解説。既にスタートしているサプライウェブプラットフォーマーの実例も豊富に紹介されている(物流・製造・ユーザー・リスクマネジメント各プラットフォーマー)。 現在の延長線上では対応が難しいと思われる2030年以降のニューノーマルな世界をできるだけ予測して、時には既存の市場を捨ててまで対応できなければ、企業として生き残るのは相当難しいだろう。2021/05/05

シュン

4
とても勉強になった。 自動化や標準化が進む業界の中で自分が取り残されないように、ただ今の仕事も必死にやらないとなぁと思った。2021/05/24

2
サプライチェーンを詳しく知る必要があったので読みました。トレンドの変化をかいつまんで知りたいという人におすすめの本です!2022/10/31

yyhhyy

2
物流DXの事例が豊富に記載されている。業界外の自分には知らないことばかりだったが、企業間を横断した流動化は不可避のように見える2021/09/19

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