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内容説明
前田監督が就任10年目のシーズン、國學院大學陸上競技部は大学三大駅伝の開幕戦である出雲駅伝で初優勝し、國學院大は初めて大学三大駅伝のタイトルを手にした。
その道のりは決して平坦ではなく、迷いや試行錯誤の連続であった。
予選敗退からチームはいかにして強くなったのか。
チームを成立させる価値観、信念を持って臨むとはどういうことか、選手との対話に存在する 距離感 や 間 とは?
『指導とは、思いを継走すること。』
若き名将・前田康弘監督がその半生とともに語り尽くす。
◆著者紹介
前田 康弘
國學院大學陸上競技部監督。
市立船橋高校入学後から陸上競技を始め、駒澤大学陸上競技部に所属。駒澤大学在籍時に第30回、第31回全日本大学駅伝で2連覇。第76回箱根駅伝では主将として同大学史上初の総合優勝を果たした。大学卒業後、富士通に入社。現役引退後、サラリーマン生活の傍ら母校駒澤大学陸上競技部のコーチを務める。その後、家業継承を志すも父の死もあり叶わず、2007年に國學院大學陸上競技部のコーチに就任。2009年より監督を務める。第95回箱根駅伝では総合7位(往路3位)の成績を上げ、2019年の出雲駅伝では同校史上初となる優勝に導き、第96回箱根駅伝では史上最高成績となる総合3位(往路2位)を成し遂げた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
9
新興勢力がでてくるとスポーツは盛り上がります。 力をつけていく過程にドラマがあり、関係者の尽力に頭が下がります。2022/06/12
naohumi
2
選手の個人名まではわからないが、前田監督の熱い「チーム、組織の作る過程」が伝わってきた。一般の人からすれば、駅伝に関しては、興味なく、役に立たないと思われているかもしれない。しかし、駅伝を通して学ぶ事、考える事、成長する事は多い。それを前田流にまとめられた印象。2020/12/26
funkypunkyempty
1
★★★☆2024/04/15
ユウユウ
1
前田監督が語る國學院陸上部。中心は浦野土方世代。選手の裏話なども面白かった。あんなファンのおいちゃんみたいな感じだけど、苦労してるんだな。大八木監督の裏話もあって2度美味しい。第二弾も読んでみたい。優勝したらぜひね。2023/01/29
TK
1
國學院の前田監督というと、涙脆く優しいイメージがある。そのイメージは変わらずともチームを育て、結果を残すためにどのようなことを考え、実践しているのかを知ることのできる一冊。前田監督の恩師でもある駒澤の大八木監督のような厳しくも優しさのある監督も一つの監督像、前田監督のような今の時代らしさのある監督も一つの監督像。それぞれの良さを感じる。ここまで詳細に当時のチーム事情を語っちゃっていいの?とサービス精神が溢れているのも前田監督らしいのかもしれない。駅伝ファンではない人でも読みやすいと思う。おすすめ。2021/12/01