内容説明
知恵の限りを尽くして大金を手に入れろ! ――鳶人足の辰次は、日雇い稼ぎの普請場で、腹痛に苦しむ爺さんの面倒をみる。百助と名乗る爺さん、実は、腕こきのいかさま師。百助は助けてくれた礼に、いかさま博奕の余禄を辰次に分ける。気をよくした辰次は百助の子分になり、一世一代の大勝負に賭けた! 江戸、長崎、大坂を舞台に、一攫千金をめざす、痛快時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
59
百助の大阪言葉でサクサク淡々と進む。悪知恵の働く詐欺師なのか極悪非道の悪人なのか、子分になった(無理矢理引っ張り込まれた)辰次がぐるぐる悩んだり、出し抜こうとして見抜かれていたり。半二親分物書紋蔵八州十兵衛などのシリーズものは読破してるけど、単体ものは初めて読んだ。Kilimi本。 2021/09/02
糜竺(びじく)
25
嘘と機転で世を渡る「嘘八百の百助」が主人公の連作短編集。武家や商人の裏事情に入り込み、嘘をまことに、まことを嘘に変えてしまう彼の軽妙な生き様と、江戸の不条理な世相が描かれていました。読んでいて百助の知恵には舌を巻きました。2026/03/15
ふじみどり
12
江戸時代の一攫千金詐欺物語。時代物といえば貧困に苦しむ農民の涙やどろどろのお家騒動なんかが見せ場となることが多いが、そのような感情的な描写はさらっと流されていて、メインは騙り。極悪人ということもないがお金にしか頓着しない百助を物語全体が現しているようだった。2014/01/20
sai
3
胡散臭そうな百助に翻弄されながらも逃げ出さない辰次、成功報酬が貰えるのかずっと気になってしょうがなかった。2020/06/16
ジュール
2
再読ですが、おもしろい。 ネタもかぶっていますが。2019/08/08
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