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内容説明
普通の商人だったムハンマドに、突然、唯一神アッラーの言葉が降臨したのは40歳のとき。やがて彼は帰属していたクライシュ部族から迫害を受け、のちに初代正統カリフとなった親友アブーバクルとともに、故郷マッカを離れマディーナへの聖遷をおこなう。そして多神教徒たちとの凄絶な戦役が幕を開ける――。彼はブッダやキリストと違って生涯家庭をもち、妻子を愛した聖人であった。15歳年上の第一夫人ハディージャをはじめ、生涯で11人の妻をもち、6人の子をもうけたのである。また、戦役における軍の指揮や詭計にも優れていたが、誰よりも平和を求めた男であった。以上のことからも、イスラームにまつわる「女性蔑視」「好戦的」などといったイメージが誤解であることがわかるだろう。世界で13億人を超える信者をもつイスラームの教祖の実像を、日本人ムスリムが雄渾に語る一冊である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MORITA
1
「預言者ムハンマドの尊顔を出すのは厳禁」というイスラーム世界の鉄則が、日本人にとってイスラームを縁遠くさせていることは否めない。釈尊やイエス・キリストと同様に預言者の生涯を追うことで漠然としたイスラームに対する怖さは薄まるのではないだろうか。問題はTV・新聞以上にイスラームに関心を持つ日本人が少数であることか・・・2015/05/17
naoto
0
イスラムの本当の敵は"聖典の徒"であるユダヤ教徒やキリスト教徒ではなく、多神教徒ならしい。多神教と言ったら…日本人にならないか?2010/06/12
鴨の入れ首
0
2007年刊。図書館本です。偏見や宗教的伝説を出来るだけ排して歴史的人物としてのムハンマドの生涯を追うと共に、初期イスラム教の成立過程を説明している、初心者向けイスラム教解説書。初めて知る話も多く、非常に興味深く読みました。著者は日本人ムスリムだそうですが、本書はイスラム教を理解するには良書ではないでしょうか。2025/09/19
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