内容説明
実は詰みがあったのに、詰まし損ねて負けてしまった―。
こんな経験は将棋を指す方なら誰にでもあるでしょう。
将棋は先に相手の玉を詰ました方が勝ちというルールである以上、詰ます、詰まさないが勝敗に直結する場面が多々あります。
そこで、おススメしたいのが本書です。
この本の主眼は「実戦に現れる詰む形を覚える」ことにあります。
一つ目のポイントは「実戦に現れる」ものであること。入玉形やパズルのような詰み形を覚えても速効性は低いでしょう。本書ではあくまで実戦ですぐに使える形だけを一問一答形式で出題・解説しています。
二つ目のポイントは「詰む形を覚える」ということ。詰将棋を解く力をつけるということとは少し違います。具体的には、実戦では最終手を指した時に持ち駒を持っていても構いませんし、相手の持ち駒は必ずしも「その他すべて」の駒というわけではありません。むしろ限られた駒しか持っていないことがほとんどです。
そこで本書は、余詰、駒余り、相手の持ち駒制限などを取り入れ、より実戦に近い状況での玉を詰ますトレーニングとなっています。
さらに、出題される形は矢倉、美濃囲い、舟囲い、エルモ囲い、穴熊など実戦の終盤さながらの局面となっています。そのため実戦で全く同じ形に出くわすことも少なくないはずです。
わかりやすく丁寧な解説で知られる遠山雄亮六段が贈る初級者にも優しい問題集。
本書の問題を解き終わるころには初級脱出は間違いなし、有段の世界へいち早く案内してくれる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiroy
2
2周目だと思っていたが遠い昔に挫折していたんだった…。易しい3手から始まって9手までを繰り返す内容。実戦に出てきそうな囲いを崩しながらの問題で持ち駒余ってもOkよの詰めチャレスタイル。超実戦向き。結構7手でも9手でもサクサク解けることが多く、あれ?オレ強くなったんじゃね?疑惑が噴出すること間違いなし。特に☆5とか☆6とかの難問がわかるとかなり嬉しい。初見で3、4日で解けたので難易度は易だが最後の11問のレベルは鬼。☆10とか平気で出てくるけどこれを秒読みの最中に実際に詰ますのだからプロはホントに恐ろしい。2022/04/01
nerozou666
0
途中で挫折。3~9手の問題が相居飛車、対抗系などの実践形式で出題される。囲い別などのくくりはなく、また相振り飛車は掲載されていない。級位者には難しいでしょう。2022/05/30
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