内容説明
「祈り」の現場を追い続けるフォト・ジャーナリスト藤田庄市氏が、この20年余り取材し、自ら体感した「修験道」のリアルな姿を活写するフィールドワークの成果。著者渾身のフォト・
ルポルタージュ。「山」と「祈り」の現在形。
目次
プロローグ 東京・高尾山修験の今
第一章 知られざる富士山登拝 田子の浦から村山古道へ 聖護院富士山峯入り修行/山岳修行の再創造 高尾山修験霊峰富士登歩練行/火口にて先祖と見まみえる 丸山
教富士登山/ある富士講先達の生きた道
第二章 御嶽山信仰霊山群を巡る 根本道場、木曾御嶽山を往く/秩父御嶽山は開祖の故郷/狛犬ならぬ「狛狼」の両神山/浄土を見せる上州武尊山 木曾御嶽山の翌年に開
闢/八海山のこれから スピリチュアルの時代に/普寛霊神祭 火渡り、刃渡り、さまざまな護摩
第三章 国東半島六郷満山の峰入り
第四章 羽黒修験秋峰 仏として再誕する
第五章 大峯山脈修験の息吹 吉野山から山中深く 奥駈修行/雨中にシャクナゲと伝説の窟を求めて/前鬼裏行場の神秘性/真冬の那智四十八滝回峰行/大日如来と結ば
れる 聖護院深仙灌頂
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきひと
2
行者さんらと共に山への修行に参加し現場をレポート。 富士山、御嶽、六郷満山、羽黒山、大峯と、日本有数の山岳修行の山に行き、滝に打たれ、ひたすら歩き、岩稜帯を登り護摩を焚く。客観的なレポートで、あえて行者さんらの心の内には踏み込んでいない。 山で行者さんとすれ違うこともあって、興味を持って読んだが、行者はそれぞれの想いで修行されているのだろう、くらいしか分からなかった。 カラー写真からも厳かな修行の様子が伝わってくる。2021/09/26
Go Extreme
2
東京・高尾山修験の今 知られざる富士山登拝 田子の浦から村山古道へ 聖護院富士山峯入り修行 山岳修行の再創造 高尾山修験霊峰富士登歩練行 火口にて先祖と見まみえる 丸山 教富士登山 ある富士講先達の生きた道 御嶽山信仰霊山群を巡る 根本道場木曾御嶽山を往く 秩父御嶽山は開祖の故郷 木曾御嶽山の翌年に開闢 スピリチュアルの時代に 普寛霊神祭 国東半島六郷満山の峰入り 羽黒修験秋峰 仏として再誕する 大峯山脈修験の息吹 吉野山から山中深く 奥駈修行 真冬の那智四十八滝回峰行 大日如来と結ばれる 聖護院深仙灌頂2021/05/10
takao
1
ふむ2021/02/17
hakofugu
0
★★☆☆☆2022/01/12
kaz
0
バチが当たるかもしれないが、こういう人たちがまだいらっしゃるのだというのが第一印象。写真から、修行の厳しさが伝わってくる。図書館の内容紹介は『山と祈りの現在形とは-。「祈り」の現場を追い続けるフォト・ジャーナリストによるフィールドワークの成果。20年余りにわたって取材し、自ら体感した「修験道」のリアルな姿を活写する』。 2021/06/15