感染列島強靭化論

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感染列島強靭化論

  • 著者名:藤井聡【著】/高野裕久【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 晶文社(2020/12発売)
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  • ISBN:9784794972446

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内容説明

「感染列島に大災害」は十中八九起こる!
パンデミックと自然災害が重なったときに起きる甚大な被害を
最小限にとどめるには、どのような備えが必要なのか?
二人の専門家が唱える、衛生の観点からの国土強靭化計画。

毎年のように日本を襲う大雨・台風による水害、あるいは30年内に起きる可能性が高いと言われる南海トラフ地震や首都直下地震などの自然災害と、感染症の大流行が重なれば、国土に甚大な被害がもたらされることになる。
元・内閣官房参与で「国土強靭化基本計画」策定に尽力した公共政策の専門家と、環境医学の専門家の二人が、医療システム、経済・社会システム、国土システムといった公衆免疫に関わる様々な環境的要因を強靱化していくことで、感染症と自然災害の複合災害による被害の最小化を目指す緊急提言書。さらにこうした諸対策を推進するために不可欠な財源について、MMT理論を背景にした「積極財政論」も展開。複合災害の被害を最小限に留めるために、全国民必読の一冊。

「筆者らが今、最も恐れているのはインフルエンザと新型コロナのダブル感染症拡大の問題ではない。感染が蔓延している状況下で、巨大災害が生じてしまうことだ。(…)コロナ禍中にこうした「国難級の大災害」が生ずる確率は(…)「十中八、九」という水準に至ると考えても決して大げさではないだろう。つまり、「災害列島」に住む我々日本人は、「感染列島を大災害が襲う」という事態を決して大げさでも何でもなく、当たり前に生じうる事態の一つだと冷静に認識することが求められているのである。」(本文より)

【目次】
第一章 「感染列島に大災害」は十中八九起こる
第二章 「自粛」でなく「ファクターX」が日本を守った
第三章 人体の「免疫システム」を強靱化する
第四章 「医療システム」を強靱化する
第五章 「感染症対策」を強靱化する──「社会免疫」の理論
第六章 「感染症対策」を強靱化する──三つの強靱化戦略
第七章 「国土システム」を強靱化する
第八章 「財政思想」を強靱化する──衛生列島強靱化論とMMT

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Amy

1
都市一極集中を止めるべきという持論は理解できるが、財政についてさらに赤字でも構わないという理論は受け入れがたい。2023/10/08

oasam

0
業界新聞に連載中のコラムに関心をもち、筆者の著作を読んでみました。コロナを巡り、現在の過度な自粛は意味がないとの立場から政策評価・批評が展開されるかと期待しましたが、公衆衛生や財政の観点も含めてコロナ感染の拡大をどうしたら防げるかという建設的な意見が展開されていました。でも、こういった言説が、行政やマスコミできちんと検討されることはないか。2021/06/05

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