彼女のスマホがつながらない

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彼女のスマホがつながらない

  • 著者名:志駕晃【著】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 小学館(2020/12発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093965507

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内容説明

唯一無二のリアルタイム・ミステリー。

映画化もされた大ヒット作『スマホを落としただけなのに』で有名な気鋭のエンタメミステリー作家の最新作は「リアルタイムパパ活ミステリー」。


生活苦に悩む大学生の咲希が美人でやり手のパパ活女子・里香に誘われてパパ活に足を踏み入れるAパート(平成30年6月から)と女性週刊誌で働きながらもファッション誌への憧れを棄てきれない編集者の友映が女子大生連続殺人事件の犯人を追うBパート(令和2年2月から)から成り立つ小説です。

恐ろしくもきらびやかな「パパ活」の世界で起きる不可解な事件に加え、時系列ですすむ物語には「コロナウイルス」「芸能スキャンダル」の影響が。

読めば2020年を感じられる、1粒で3度おいしい唯一無二で至高のエンタメ小説です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayuri

122
スマホシリーズで有名な志駕さん。本作のタイトルにもスマホの文字があるが今回スマホは小道具程度。2020年2月20日発売号から10月15日発売号まで「女性セブン」に週刊連載されたもので、その時々に起きた事件や芸能ニュースが実名で記された『リアルタイム連載小説』リアルタイム小説と言う事で当然コロナ禍も反映されておりそこにお嬢様女子大生のパパ活ミステリーを絡めた作品となっている。芸能スキャンダルやコロナのインパクトが強いせいかミステリー部分にそこまでのめり込めず。犯人は想定内だが彼女の正体までは見破れなかった。2021/01/19

ちーたん

99
★★★☆☆平成30年6月から始まるパパ活に染まる女子大生・咲希パート。令和2年2月から始まる『女性エイト』の編集者・友映パート。コロナ一色の中、女子大生の死の真相を週刊誌が追う!◆2020年2月から『女性セブン』で連載された本作。実際の出来事が実名で挙げられ、コロナについても多く触れられてる。物語も軌道修正を余儀なくされたとのこと。著者らしく読みやすい文体ではあったが、物語より2018年から2020年をかけ巡ったニュースの数々にインパクト寄った感あり。良くも悪くも小説での実名は個人的に気の毒で抵抗あり。2021/02/14

Ikutan

93
「女性セブン」連載ということで、主人公は女性週刊誌の編集スタッフ。彼女と一緒に「女子大生パパ活殺人事件」を追いかけつつ、平成から令和に移り行く世相を絡めた「リアルタイム連載小説」だという。コロナの流行で紆余曲折し、かなり修正を強いられたとのことですが、リアルな世相が臨場感ありで、週刊誌編集部のお仕事小説としても興味を持てたし、殺人事件の謎解きも最後まで翻弄され楽しめた。間に週刊誌記事を入れるのも斬新。(字が小さいのが難だけど)今の学生が奨学金などの経済的な理由でパパ活をせざる得ない現状はなんとも辛かった。2021/01/24

美紀ちゃん

91
コロナあるあるが盛りだくさん。令和になったばかりのあの頃の話題も実名でたくさん出てきて、そんなことあったなぁと面白く読めた。 パパ活の実態がわかりやすく詳しく書いてある。 社会問題も注目ポイント。 若者の貧困問題は深刻。 国が何とかしてほしい。美しい女子大生がパパ活なんてしないように。 しかし、これリアルなのかもしれないと、怖くなる。 男の嫉妬も女の嫉妬も、質は違うが、恐ろしい。2020/12/30

美登利

89
タイムリーで面白かったです!平成30年と令和元年のシーンが交互現れ、それぞれの時間の差が少しずつ短くなり進み最後は繋がります。タイトルにスマホが入っていますが、志駕さんのあのシリーズとは別でパパ活を主としたストーリーです。まだ3年ちょっと前なのに、当時のことが昔のように感じられます。コロナウイルスが日本にいや全世界に与えている影響は今後どれだけの長さ、回復に時間がかかるのかもう想像もつかなくなりました。孫の代になっても元に戻ることはないのだろうか。犯人の想像は付いたけれど、暗澹とした気持ちになります。2021/01/24

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