ベターホームのかあさんの味―家族のために作りたい季節の和食

著者名：ベターホーム協会

ベターホーム協会（2020/12発売）

• ISBN：9784865860009

内容説明

子どものころに食べた、朝食やお弁当の卵焼き、運動会の日の巻きずしやいなりずし、お祝いの日のちらしずしや茶碗蒸し…。心にきざまれた、懐かしい家庭の味があります。
春のたけのこごはんや秋のおはぎなど四季折々の味と、肉じゃがや筑前煮、親子丼など毎日のおそうざい、家族が集まる日やお祝いに向く献立など、大切な家族のために作りたい、家庭の和食103品です。

＜春＞
卵焼き、おにぎり、親子丼、たけのこごはん、そぼろ弁当、卯の花いり、ふきの煮もの、あおやぎとわけぎのぬた　他

家族のごちそう
ひな祭り：ちらしずし、はまぐりの吸いもの、菜の花のからしあえ

＜夏＞
そうめん、天ぷら、とんカツ、豚肉のみそ漬け、なすのみそ炒め、高野どうふの含め煮、きゅうりとしらすの酢のもの　他

家族のごちそう
夏休み：手巻きずし、かきたま汁、フルーツぜんざい

＜秋＞
炊きこみごはん、さんまの塩焼き、おはぎ、さばのみそ煮、さけの南蛮漬け、秋野菜の吹き寄せ煮、栗ごはん、いもごはん　他

家族のごちそう
行楽弁当：いなりずし、とりのから揚げ、きんぴらごぼう

＜冬＞
寄せ鍋、おでん、ぶりだいこん、巻きずし、さけのかす汁、鍋焼きうどん、年越しそばとかき揚げ、関東風の雑煮、七草がゆ、お汁粉　他

家族のごちそう
正月：おせち（黒豆、かずのこ、田作り、たたきごぼう、紅白なます、栗きんとん、だて巻き、煮しめ）

目次

＜春＞
卵焼き、おにぎり、親子丼、たけのこごはん、たけのこととり手羽の煮もの、たけのこのかか煮、そぼろ弁当
たいの潮汁、切り干しだいこんの煮もの、卯の花炒り、ふきの煮もの
「家族のごちそう」ひな祭り：ちらしずし、はまぐりの吸いもの
　　　　　　　　　　　端午の節句：かつおの手こねずし、若竹汁、さやいんげんのごまあえ

＜夏＞
そうめん、てんぷら、肉じゃが、とんカツ、あじフライ、豚肉のみそ漬け
ひじきの煮もの、なすのみそ炒め、なすのかか煮
「家族のごちそう」夏休み：手巻きずし、かきたま汁

＜秋＞
炊きこみごはん、さんまの塩焼き、茶碗蒸し、おはぎ、切り身魚の煮つけ
秋野菜の吹き寄せ煮、栗ごはん、いもごはん、五目豆、けんちん汁
「家族のごちそう」行楽弁当：いなりずし、とりのから揚げ
　　　　　　　　　　　敬老の日：たいの姿焼き、赤飯、いちじく寒天

＜冬＞
寄せ鍋、おでん、筑前煮、ぶりだいこん、巻きずし
さけのかす汁、鍋焼きうどん、白あえ、年越しそばとかき揚げ、関東風の雑煮、七草がゆ、お汁粉
「家族のごちそう」正月：おせち料理

覚えておきたいミニレシピ
知っておきたい、和食の基本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

この50年で日本の料理を取り巻く環境は大きく変わったなあ…。読みながら思いました。お惣菜はかわらないかもしれないけれど、自分はもうお節はお雑煮以外は夫の職場からの頂き物を切るばかりだし、毎日のご飯の多くに多国籍レシピが登場するし。けれどもこの端正な料理を見ながら、食文化を受け継ぐ素晴らしさも再確認しました。

2022/03/07

[marcy]

オーソドックスな家庭料理の本。眺めても美しく、実用性もある。おせちの季節は特に、お重の詰め方など大いに参考になる。レシピ本よりネット検索が定着しつつある今、教本のような存在は逆にありがたい。来年のおせちは手作りの品を増やそう、とここに誓っておく。

2022/01/09