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内容説明
倒産・撤退・リストラ……。産業構造や消費者の変化で苦境にあったアパレル業界は、新型コロナが息の根を止めた。このまま消えゆくのか、それとも復活するのか。ファッションマーケティングの重鎮が、詳細にリポートし分析する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みき
11
「誰がアパレルを殺すのか」「生き残るアパレル死ぬアパレル」と同じ系統の本。 アパレルの問題点を色々と知ることが出来ているが機械メーカーとかだと当たり前のことなんだけど……という印象は否めない。 ブランド代、タグ代だと思ってた価格の差異が単純に作りすぎに起因してたとかは少しショックだよね2021/01/27
カール
9
コンサル視点から書かれたアパレル業界の没落についてまとめた本になる。この本がアパレル側の人間が一体どのような感想を持つのか知りたいと思った。業界用語や横文字が多用された結果、アパレルの知識が無い人間は本全体を理解する事は難しい本になっている。私もスマホ片手に検索しながら読んだが、難解で理解はおぼつかない。ただし内容は、「筆者がアパレル業界に対して私怨を発露しているのではないのか。」と思う程の怒りを感じさせた。エピローグにてこの本の内容が極めて端的にまとめられているので、そこの部分だけは読む価値がある。2021/06/09
カエル子
4
仕事の前の予習読書。百貨店やアパレル企業に対して「言わんこっちゃない!」と叱咤(激励も含まれているかどうかは微妙)する内容。業界の内幕もいろいろ暴露してくれているので一般消費者としてはまあまあ楽しく読めるし、著者の言うとおり、コロナ禍を経て「多産多死インフレ・ファッションシステム」に訣別し、エシカルな「需給一致デフレ・サステナブルシステム」に移行する展開になれば良いけど、どうかな? 緊急事態宣言解除後、人出がすごい勢いで戻ってきているのを目の当たりにすると、そうかんたんには行かなさそう。2021/10/16
gokuri
4
業界の最先端にいる著者だけに、統計数値や流通の仕組みを図表で説明し、その歴史的な流れ、業界の本質的な課題を明らかにしていく。細かいところまではついていけないが、デパートビジネスの変貌が、高級ブランド、アパレルの購入者の価値観にあわなくなったことと相まって、実店舗での販売の採算が取れなくなったといったところかな。衣服は食べ物と同様、決してなくならないし、流行や多様なニーズがあるにも関わらず、新たなシステムが求められているのだろう。2021/01/31
Naota_t
3
#2183/★3.1/事実の羅列、批判的な書き振り、提案もないスタイルは、読んでいて不快。本書はコロナ禍のアパレル事情を記載しているため、やむを得ない部分はあるものの、ユニクロなどコロナ禍を経て強くなった点、追い風になった側面を記載していないことは違和感がある(彼はユニクロが嫌いだろうけど)。1つの文章が長く読みにくいことに加え、図で示せばいいものを、1ページ丸々数値の増減をつらつら書くなど(p76)、読み手を考えた文章になっていない点は変えた方がいいと思う。ただ、百貨店の堕落ステップに関しては私も同意。2024/11/13