講談社現代新書<br> U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面

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講談社現代新書
U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面

  • 著者名:森達也【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 講談社(2020/12発売)
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  • ISBN:9784065208243

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内容説明

Uは私だ。植松聖を不気味と感じる私たち一人ひとりの心に、彼と同じ「命の選別を当たり前と思う」意識が眠ってはいやしないか?
差別意識とは少し異なる、全体主義にもつながる機械的な何かが。
「A」「FAKE」「i ‐新聞記者ドキュメント-」の森達也が、精神科医やジャーナリストらと語りあい、悩み、悶えながら、「人間の本質」に迫った、渾身の論考!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

109
やまゆり園の大量殺傷事件と犯人の植松聖について論じるのではなく、この件であぶり出された裁判絡みの諸問題がテーマ。欠陥だらけの精神鑑定が法廷で採用され、死刑に処すためのセレモニーと化しているとは。裁判員裁判は市民感覚を司法の場に反映するのではなく、審理を瘦せ細らせて実質的に空洞化させる要因になっていたのだ。公正中立という言葉に呪縛されたマスコミは加害者について詳しく調べず、動機の解明や認知が歪んだ者の治療を考えたり議論する場が失われていく。日本の司法が改革という美名の下で狂いつつある憂鬱な現実を告発する書。2021/12/03

スピリッツで赤木さんの漫画が始まったね・寺

85
森達也による、やまゆり園事件の犯人・植松聖とその周辺へのアプローチ。森達也の著作ではあるが、読んでみるとzoomで数人の識者にインタビューしており、対談集に近い感じ。それにしても、日本に森達也のような人がいて良かったと、著作を読む度にいつも思う。本書を読むまで誤解していた事がたくさんあった。かつて日垣隆が警鐘を鳴らしていた刑法39条はさほどに機能しておらず、精神に異常をきたした被告に強引に責任能力を認めて死刑にするパターンが多いそうだ。本書を読む限り、植松死刑囚は明らかに病気である。治療するのは無駄か?。2021/01/25

hatayan

52
相模原の障がい者連続殺傷事件の加害者である植松聖死刑囚を切り口に近代司法への違和感を説く一冊。重大事件にもかかわらず公判が1ヶ月半程度で結審し死刑判決が下されたことを受け、被告人の精神鑑定は事実上添え物で警察や検察が作った調書に基づいて判決が下されること、司法を市民に身近なものにするための裁判員裁判はわかりやすさを優先するあまり熟慮の機会を取り払ったと手厳しく批判。森達也氏のストイックな態度に全面的に賛同するものではありませんが、法治国家とは何かを考える題材として定期的に読んでおく必要はありそうです。2021/01/06

小鈴

38
相模原事件の語り口はある角度に制限され、固定した見方から語られる。あの森達也がこの事件をどのように捉えたのか読まねばなるまい。話題は多岐にわたるが直後の感想としては、社会に奥行きがなくなってしまったということだ。日本の裁判は長いというのは一昔前の話しで、裁判員制度の導入でこれだけの大事件も1ヶ月で終わった。精神鑑定も裁判員 に分かりやすく「まとめた」もので短い。生育歴について触れず両親の出廷はない。「なぜ」と原因を問わず断罪して忘れていく。ゴミを排除して終わり。まるで合わせ鏡じゃないか。2021/02/05

中玉ケビン砂糖

33
この本に何かしらの言葉を付すということに関して、自分の中にはまだ、言葉が爛熟していないのかもしれない2021/02/20

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