内容説明
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理工系の学生が大学2年から専門課程で主として物理を学ぶ上で必要な数学を1冊にまとめた教科書である。
本書では、大学に入ってすぐに学ぶ一般的な物理学で必要な初等的数学は除外した。姉妹書の『基礎演習シリーズ 物理のための応用数学』との併用により、一層の理解の助けになろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶつりがく徒のつどい
2
「物理のための数学」の本としては、やや上級である。偏微分やベクトル解析などについては別の本を参照する必要がある。この本では、ラグランジュの未定乗数法や変分、特殊関数など、解析力学や量子力学を学ぶうえで必要なやや難易度の高いツールについて学ぶことができる。直交多項式は、全てを完全に理解するためにかなりの時間を要求するため、重要なもの(ルジャンドル陪関数・ラゲール多項式等)について詳しく学び、残りの物は辞書的に逐次引きなおすのが望ましい。2012/11/07
ウオオオオオ
1
量子力学で使う数学的小道具を中心にざっくりとした内容がまとまっている。グリーン関数はよくわからなかった。2018/06/19
つねこう
1
大学の「工業数学」の講義で特殊関数を勉強したが、まったくわからず(わからないというか、整理がされていなかった)ぜんぜん使えないでいた。そんな私の福音書となった。 ただ、複素関数論がしっかりとわかっている方には少し物足りないかもしれない。そういう方には別の本がよいのかもしれない。
うki
1
ゆるフワ。直行性の証明で「図より」はいかがなものかと。全体の概要をゆるく掴みたい人にはオススメ。特殊関数は母関数から導く形式。2012/01/24
ゆうき
1
この本は物理数学の本だが、大学初年度に習うような物理数学、すなわち線形代数や微分積分はカバーしていない。この本はそれらよりもレベルが上の物理数学、具体的には変分法、特殊関数、グリーン関数の3つのトピックを主に扱う。変分法は結構わかりやすく書いてあるので良い。ただ、特殊関数とグリーン関数の章はお粗末な感が否めない。ただ、特殊関数に関しては、いろいろな式が載っているのでクリックレファレンスとして使えるかも知れない。グリーン関数の章は申し訳程度の内容である。2009/07/29
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