内容説明
温泉旅館に行くと笑顔で出迎えてくれる女将たち。
客とのトラブルや自然災害、コロナ騒動など苦労も多い中、接客のプロは日々、何を見ているのか――。
女将の一日密着取材、本音炸裂の匿名座談会、
女将に学ぶ経費削減や好感度アップの所作の教えをはじめ、湯治場の恋、
混浴の掟などなど、数々のとっておき蔵出しエピソードが満載。
巻末付録として浅田次郎氏との対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
73
駅構内書店で見かけた。そう言えば温泉行ってないよな。温泉ライターの著者が聞いたエピソードや座談会、うんちくなどが楽しく読ませます。コロナ禍で厳しい感じもチラホラ。著名な旅館が、閉館になる際の終章は追加されたのだろうけれど、なんとか残ってほしい気もした。2021/06/26
モモ
53
温泉旅館の女将さんたちの女将になるまでの日々が語られていて興味深い。女将さんは温泉宿の要だということがよく分かる。協会から派遣された料理人さんが一斉に辞めてしまい、近隣の旅館が困っているときに協力しあう姿に感銘した。男性が妻と泊まるときは安い部屋、愛人と泊まるときは露天風呂付きの高い部屋という話は、ちょっと頭にくる。宮城県の秘湯「峩々温泉」の源泉を守り抜く姿がいい。一度行ってみたい。上野の水月ホテル鷗外荘閉館が悲しい。いつか泊まってみたいと思っていたので残念。なかなか興味深い一冊でした。2022/01/02
よっしー
21
たまたま手に取った本でした。温泉旅行に行くのであれば、ホテルではなく旅館。和の雰囲気が漂っていて、ホテルとは違ってどこか人との距離が近い気がするので好んで選んでいる気がします。客としてはそれで十分、でも働く上では色々と大変なことがあるのですね…。素敵な老舗旅館が無くなった一因にコロナがある、一年以上経った今でもまだまだ落ち着かないこの現状がどことなくやるせない気持ちになりました。2021/07/09
ichi
16
読了後、温泉に泊まりに行きたくなってしまう本でした!巻末の浅野次郎さんとの対談で、自分も同じく読書して温泉入って、昼寝して…の繰り返しが極上の幸せ。というのに同感!!あ〜幸せを味わいたい!!2021/03/14
tetsubun1000mg
14
タイトルがサスペンス風に付けられているが、内容は大変真面目に日本旅館を取材した本。 今まで会社の旅行以外に日本旅館は滞在したことがないので、温泉旅館や女将さんの仕事について考えたことが無かった。女将さんとは旅館の支配人なんですね。しかも女将さんたちを取材するうちに「温泉旅館の娘と結婚するということは、旅館の連帯保証人になることなんです」という言葉が心に響いた。考えもしない言葉だったので、旅館の娘さんの気持ちや家業という考え方が少し理解できた気がする。私にはなじみの旅館などないが温泉旅館は訪れてみたい。2021/05/06
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