内容説明
小さな詐欺事件が国会議員殺害事件へ発展。複雑に入り組む疑惑の人脈に渦巻く謎また謎。アノー探偵、最後にして最大の事件! ロードシップ・レーンの館に隠された秘密とは……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飛鳥栄司@がんサバイバー
21
さらばアノー。アノー警部最後の事件。『矢の家』や『薔薇荘にて』での活躍はご存知の通り。ストーリーにまとまりがないのと、偶然の積み重ねで事件が解決に持ち込まれるのが、本作のマイナス要素である。アノーがフランスを離れイギリスに出張っているにも関わらず、設定がうまく生かされていないし、フランス人が話す英語の言い間違いをアノーのユーモアさに置き換えられてしまったことで、アノーのキャラクターが消されてしまった感じ。出来栄えは正直『屋の家』と『薔薇荘にて』には遠く及ばない印象。ま、あの2作が別格なこともあるのだが。2018/12/07
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