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内容説明
「最も苦しんだ者こそが、天國(パライゾ)の門を開くーー」
戦後の混乱収まらぬ頃。
汚穢と悲哀、最底辺の貧民窟で、寄る辺なき混血の少年は今日のみを生きる。
【ネンコロリ】
ナガサキとアウシュビッツを、ある宣教師と名もなき少年が繋ぐ。
惨たらしくも美しい地上の地獄絵図。
【オランダさん】
第二次世界大戦下の強制収容所。
逆境と抑圧、苦痛に塗れた獄舎に、神はいるのか……。
【童貞マリア】
日本漫画界が世界に誇る魔神・丸尾末広、画業40周年記念。
計5作を収録した、漆黒の作品集。
●丸尾末広 ビームコミックス好評既刊●
『トミノの地獄』(全4巻)
『笑う吸血鬼』(全2巻)
『瓶詰の地獄』
『芋虫』
『パノラマ島綺譚』
●コミックビーム 公式ツイッター●
@COMIC_BEAM
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
戦禍における信仰を問う丸尾末広の新作。パライゾという発想は、ここが地獄であるという認識がまずあってのことだ。ここ(地獄)ではないどこか(天国)へ。焼け野原になった敗戦直後の東京、原爆投下の長崎と、アウシュビッツの収容所。それぞれの地獄で、人は弱さのあまり、天国という甘美な夢にすがる。その夢を利用する神父もいる。それは、パライゾを信じすぎるあまり、地獄を受け入れすぎているからだ。そんなふうに、地獄をさらに欲で彩ろうとする者もいれば、少しでも地獄を良くしようとする者もいる。(つづく)2020/12/12
DRAW
7
宗教色が強い作品。この世という地獄のなか、遺された人間はどう生きるのか。2021/11/21
ぴい
3
本人も自認する通り、江戸川乱歩の世界観は丸尾末広。「パノラマ島奇譚」を書店で見た時のざわざわした感覚は忘れない。極彩色で美麗だが罪の匂いがする。見世物小屋を覗くような、綺麗な蝶に蟻がたかるのを見ているような。頭で理解していても手にする勇気がなくて、本書が初めての丸尾本となった。氏の新境地。アウシュビッツと戦後の焼け跡…そして信仰とは?優しさとは逆の、正義とは無縁の人間のありようが突きつけられる。昭和の時代を這うように生きた人が生み出した世界。祝画業40周年。2021/01/17
タマキマタ
3
足りない。全然物足りない!続き無いのかな?2021/01/04
おやすみ
1
過去作の「ハライソ」と違い、丸尾末広先生にしてはグロ描写が少なく感じました。良作2021/03/07
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