内容説明
コロナの時代に入り、新しい暮らし方や生き方が求められるなか、高齢者にも変化が求められる時がきました。明らかに変わろうとしているいま、この時代を「高齢者はどう生きて、どうあればよいのか」、『女性の品格』の著者、坂東眞理子さん流のお考えを示します。
今こそ、「70歳からの高齢者の器量が試されるとき」。新しい変革の時代に、とまどいうろたえて、若者の足でまといになってはいけない。そのためには、心も頭も体も錆びない生き方が求められます。では、この変化の時代をどう錆びずに迎え撃つか。本書では、その具体的なノウハウをまとめます。ただ気概や心構えだけを謳うのではなく、心と頭と体の健康、お金と人間関係、夫婦のあり方、子や孫を含めた家族との接し方、地域とのかかわり方、新しい働きかた、と高齢者が抱えがちな問題に寄り添った内容になっています。
今回のコロナ騒動は、ウイルスの前では「高齢者は弱者である」事実を突きつけました。その渦中で考えた、高齢者が抱える問題への坂東先生の解決策は、「本当に大切なこと」「守るべきこと」「伝えるべきこと」「捨ててよいこと」がより明確になっていて、20万部を超えた『70歳のたしなみ』以上に、老いの生き方の本質を突いた内容となっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
46
読みやすい。夫婦のソーシャルディスタンス。コロナ禍で社会も大きく変わったけど、自分自身の考えも大きく変わった。2021/03/07
シフォン
40
少し上の世代向けだが、近い将来の参考になればと思って手にしてみた。人生の後半戦をプラチナのような輝きを持った生活をおくるにはどうしたらいいか?社会から必要とされることが、張り合いがあって楽しいと感じるのね。夫婦の人間距離は弾力的に?相手の短所を直す、変わってもらおうと思うのはやめる。離婚訴訟を起こされたら覚悟を決める。とまで言っている。まずは「できることをできるうちに」「自然の美しさ、いとおしさを感じる気持ちを持ち続ける」「モノを減らす」←難しいが、を目指したい。2021/03/22
まー
6
60代 70代に成るための教科書として読んでみました 社会的地位の高い人はこんな事を考えながら老いて行くのかと感心しながら読みました 私なんか日々をやっとの思いで生きていてソコまで考える心の余裕や時間が無いと気付き考えさせられました2024/03/13
てぃうり
2
母のために読んだ。教えてあげよっと。2021/04/11
ちょもらん丸
0
何かを成し遂げる人は、人の知らないところで努力している。2024/04/10