自然農法 わら一本の革命

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自然農法 わら一本の革命

  • 著者名:福岡正信
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 春秋社(2020/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784393741412

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内容説明

SDGsが叫ばれる昨今、深刻化する地球的規模の砂漠化を救う“福岡自然農法”の真骨頂。いまや世界各国で翻訳され実践されて、無為自然のゆたかな実りが人びとを救っている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Carlos

24
やっぱり足るを知るですね。2020/06/28

Sakie

21
自然農法の祖、バイブルと目される本である。著者が編み出した肥料も農薬も耕うん機も使わない「何もしない農法」は人間の究極の知恵、ではなく、人間は絶対に自然には勝てないことの証と言いきる。それはもはや宗教じみて、だからこそ強い。著者の農法は欧米の有機農業にも影響を与えたと言われるが、それが単に方法論で留まるなら、自分の自然農法とは非なるものと切り捨てる。『仏教でいう大乗的な自然農法と、便宜的な小乗的な自然農法』との比喩は言い得て妙だ。わかりやすい。『人間は自然を壊せても、自然をつくることはできない』。2023/04/08

ロビン

21
元農水大臣の山田正彦さんの本に登場したので一読。長年にわたり自家で工夫した自然農法を実践してきた著者による不耕起、無肥料、無農薬、無除草にもかかわらず豊作を可能にする農業法の解説から、自然食、果ては独自の「無」の哲学、科学や公害など現代文明の批判にまで至る奥深い一冊。アメリカや国連でも話をしてきたという逸話が出てくるが、山田さんの本ではイタリアでも福岡式農業が盛んに行われていると紹介されていた。福岡さんの思想の根底には東洋の哲学や人生観があり、農業と人間の生きる「道」が一体になっていると感じた。凄い本。2019/11/15

Tomomi Yazaki

18
環境破壊という業火が日本に、そして世界に広がっている。農業。それがこの業火の一つ。化学肥料や農薬は想像を絶するほど海に流れ出ている。それは工業排水の比ではない。著者は自然農法への理解を深めるべく、悲惨な現状や自然への憂いを綴る。それは人間の知恵の否定から始まる。耕さない、肥料は与えない。健康な人には薬も医療も要らないのと同じ。自然農法の稲は普通の倍近い籾を実らす。実際、面積当たりの収穫量は世界一といっても過言ではない。ではなぜ普及しないのか。それを知れば、世の中の薄汚れた仕組みが見えてくることでしょう。2023/11/27

まさむ♪ね

16
『奇跡のリンゴ』木村秋則さんが読んだ本。自然農法に関する技術的なことももちろん書かれているが、予想に反して熱い哲学書。自然農法とは、不起耕、無肥料、無農薬、無除草で作物を育てる農法。そう、基本的に人間は何もしなくていいのだ。なにもしなくていい、これがなかなかむつかしい。人間は常に何かしなくてはいられない生き物なのだ。つい余計なことをやってしまう。著者もこの自然農法を確立するまで40年かかったと言う。自然の力を最大限に利用する自然農法、やってみたいな。2014/04/19

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