内容説明
創価思想の独自性を解き明かす論考集。下巻は「仏法と人権」「共生へのアプローチ」をテーマに、ディープ・エコロジー、西田幾多郎の哲学、東日本大震災からの復興などに触れつつ、対立や差別、環境破壊や災害といった現代の問題群に、創価思想がどう向き合っているのかを論じる。
目次
第三部 仏法と人権
第10章 仏教の人間観──創価思想の視点から
第11章 池田大作の人権思想──理性から智慧へ
第12章 『善の研究』とディープ・エコロジー──宇宙論的ヒューマニズムの探求
第四部 共生へのアプローチ
第13章 エコソフィーと仏教の智慧
第14章 日蓮の国家観と政治的志向に関する宗教哲学的考察
第15章 日蓮思想と震災復興
第16章 生活者の共生思想──牧口常三郎の思想を通じて
あとがき