内容説明
アメリカの相対的な影響力の後退、中国経済のグローバルな台頭、ロシアのプレゼンス拡大、これらのパワーシフトをいかにとらえればいいのだろうか。「教養としての国際関係論の基礎的な知識を学ぶひと」と「専門的な国際関係論の分析方法を学ぶひと」、二つのタイプに応えるために、国際情勢を分析するための基礎的な知識を記述する。
目次
はしがき
本書で学ぶこと
序章 「トランプ・ショック」と世界を視る眼
第1章 「膨張する中国」は誰にとっての脅威か?
第2章 アメリカの覇権と中国の「一帯一路」
第3章 中露はウイン・ウインの関係か?
第4章 国家の主権と領域
第5章 「集団的安全保障機構としての国連」の限界
第6章 インド洋の「リムランド」
第7章 混迷する中東での覇権競争
第8章 アフリカと大国による“援助”
第9章 欧州と「台頭する中国」
第10章 「ネット強国」「宇宙強国」を目指す中国
終章 米中露のパワーシフトと日本
クイズの解答