内容説明
ブックガイド形式で環境倫理学がカバーする領域、体系、基本文献から重要な専門研究書まで網羅し、基本的コンセンサスを提示する1冊。従来の環境倫理学入門書に抜け落ちていたアメニティ保全論、都市環境論、空間論を環境倫理学の基礎学として位置付け、分野の範囲と論点を提示し環境倫理学の分野全容を示す。入門者必携書。
目次
はじめに
第I部 環境倫理学の枠組みを知るための50冊
【Part 1】現代倫理学の射程
【Part 2】欧米の環境倫理
【Part 3】グローバルな環境倫理
【Part 4】ローカルな環境倫理
【Part 5】科学技術の倫理
【Part 6】公害と環境正義
【Part 7】自然保護から生物多様性保全へ
【Part 8】諸学のなかの環境倫理
第II部 環境倫理学の枠組みを広げるための50冊
【Part 9】環境問題と社会科学
【Part 10】環境論を問いなおす
【Part 11】地域環境保全と市民の力
【Part 12】場所論と風土論
【Part 13】景観保全と都市環境
【Part 14】都市の環境倫理をめざして
おわりに
初出一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nさん
2
環境倫理学者による環境関連の書籍ブックガイド。全100冊。見開き2ページの書籍紹介が短すぎず、長過ぎず、丁度良い。「倫理学」と「環境学」の本が程よいバランスで選ばれている。環境倫理学という学問は1970年前後に米国で誕生したが、日本への導入は1990年と約20年の開きがある。それまでの日本は公害がピークに達し、経済成長のツケが政治の場を「公害国会」に変えた。広大な国土を丸ごと保存できるような米国の自然環境思想と、狭い日本での保全(≠保存)思想とには開きがある。日本にはよりローカルな環境倫理が合うのだろう。2019/09/25
takao
1
(全100冊)2018/02/10
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