内容説明
2016年から1年をかけて、東北学院大学の金菱清教授のゼミ生たちが被災地で集めた「夢」の証言集。母の遺体を抱きしめられなかったと悲しむ女性の夢、「行くなー」と叫んでも声が出ない夢を100回以上も見るという高校生の話など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りん
4
夢でも会いたい。夢の意味を考えてしまう。2021/03/29
takao
1
よくわかるな。夢で会いましょう。2021/11/11
れんれん
1
何冊か震災の不思議な体験を書いた本を読みましたが、10年近くたった被災者の亡くなった方への想い、日々を送る上での苦しさがこの時期が来たから感じること。 突然大切な人を亡くした経験のある方には一層胸に迫ってくるものがあります。遺体を一つずつ調べる様子、津波が迫ってくる臨場感、脚色なしのストレートなルポを読めてよかったです。2021/02/11
エボシペンギン
0
今までも被災地の言葉を集めて記録してきた金菱ゼミの学生たちが、被災者の、失った人たちの夢について取材した本。 夢は見る人の心が創り出すものであるし、見た瞬間にその形を変えるし、言葉にしたり記録したりする中で、少しづつ変わっていくものだと思う。亡くした人たちが、夢の中に会いに来てくれるというのは、残された人たちの、共にありたいという思いや、自らを救おうとする、人間の力の強さの象徴のように思えた。夢の中で現れる姿は見る人それぞれ異なっている。どういう姿を写すのかが、その人の心の中を映しているようだ。2021/05/06
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