文春e-book<br> 安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル

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文春e-book
安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル

  • 著者名:村山治【著】
  • 価格 ¥1,599(本体¥1,454)
  • 文藝春秋(2020/11発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163912943

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内容説明

人事介入の全貌が明らかに!
11月25日、衝撃のノンフィクション 緊急出版!!

【内容紹介】
 2016年夏。官邸は検察庁が提示した「人事案」を拒否。かつてない異例の“人事介入“により、検察内には衝撃が走った。以来、4年間にわたり「官邸vs.検察庁」の人事抗争が勃発! 2020年黒川検事長の定年延長問題に至るまで知られざる暗闘が繰り広げられる。
 安倍晋三、菅義偉、杉田和博……政権中枢による人事介入の全貌を、数々のスクープを放った検察取材の第一人者が極秘情報を駆使して描き出す衝撃のノンフィクション。

【本書で明かされる新事実】 
■「あいつは勘違いしている」菅首相が漏らした検事総長への怒り
■ 官邸と検察が結んだ”密約”と”裏切り”の真相
■「きっと失敗するだろうな」賭け麻雀で辞職した黒川元検事長の本音
■ 突然の追放劇! 検察のプリンスと法務大臣の確執
■ 初めて明かされる「定年延長」閣議決定までの舞台裏
■「甘利事件」「森友事件」を検察が不起訴にした本当の理由
■ 周囲の説得を拒否! 検事総長の椅子にしがみついた男    ……など


【目次】
序章 毒が回った政権
第1章 黒川と林、そして稲田
第2章 16年夏――事務次官人事への介入
第3章 17年夏の陣――黒川続投
第4章 17年冬の陣――3度目の正直を拒んだ上川法相
第5章 官邸の守護神の実像
第6章 苦肉の策
第7章 河井捜査とコロナ禍騒動
第8章 法務・検察の迷走
第9章 「決着」と「総括」
あとがき

【著者プロフィール】
村山治(むらやま おさむ) 1950年徳島県生まれ。73年に早稲田大学卒業後、毎日新聞を経て、91年に朝日新聞入社。東京佐川急便事件(92年)、金丸脱税事件(93年)、大蔵省接待汚職事件(98年)、KSD事件(2000、01年)、日本歯科医師連盟の政治献金事件(04年)など大型経済事件の報道にかかわる。17年11月、フリーランスに。著書に『市場検察』(文藝春秋)、『小沢一郎vs.特捜検察 20年戦争』(朝日新聞出版)、共著に『田中角栄を逮捕した男 吉永祐介と 特捜検察「栄光」の裏側』(朝日新聞出版)など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

34
今回の黒川検事長の定年延長問題に絡む検察内部のドロドロとした抗争劇。詳細を描いているのだが、いかんせん検察マニア以外には専門的すぎる内容のような気がします。さらにあのコロナ禍のマージャンを報じた文春砲の方のインパクトが強すぎて‥‥。個人的には、森友問題をめぐる近畿財務局の二重構造や、あの公文書改竄を立件しなかった理由の推察、大蔵官僚の過剰接待事件で起訴されたキャリア官僚が○○でフーゾク通いしていたなど、さらっと触れている幾多のトリビアネタの方が興味深い。2020/12/02

サトシ@朝練ファイト

21
内容としては定年延長に関わるものなのだが、ここでも忖度が働いていたか?それよりも検察の起訴基準の項目がとても興味深いと思った。2022/03/26

イエローバード

11
去年の春の騒動〝K川を検事総長にしたい安倍VS検察庁”の裏側を丹念に描いた作品で、すべて実名なのですごくクリアにわかる。ことの真相についてはさておき、検察官のキャリアパスを含め、検察と法務省の関係を本書で初めて知った。ン十年も日本国民をやっているのにそれってかなりマズイと感じ、もう少し世の中を勉強しようと思った次第(笑)。2021/02/02

伊田林 浮刄

10
★★★☆☆官邸とそれに阿る雀士黒川vsそうはさせじと林を後釜に推す正義の稲田検事総長…そんなイメージを覆すような本書。民主党時代から政界ロビイストとして時の政権に重宝されてきた黒川。彼は自分が総長に就いても色眼鏡で見られるだけで百害あって一利なし、林がやるべきと思っていたがそんな本人の意思とは別に桜やモリカケ河井夫妻等を抱えた官邸は自分たちの守護神にすべく政治の検察人事への介入という一線を越えてしまう(黒川的には「そんなん官邸に期待されてもできるわけないじゃん」と考えてたフシもあり)(コメント欄に続く)2021/01/17

ほうすう

9
一時期はツイッターですら盛んに盛り上がっていた検察官の定年延長問題。何故あれほどネット上で盛り上がったのかいまだに不思議ですが本書でもそれに関して考察していたわけではなかった。過去にさかのぼって検察庁の内部人事の問題から定年延長問題について取り扱ったもの。これだけ読むと組織間の対立に巻き込まれた黒川さんが一番かわいそうといった印象を受けた。それにしてもいい年をした大人が年齢の一つ二つの違いでさほどにもめるのかと。黒川さんも安倍首相もたいして乗り気でもない法案。結局何がどう悪かったのか不思議な事件ですね。2021/08/19

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