中公文庫 私の彼は腐ってる２

著者名：九条菜月【著】

中央公論新社（2020/11発売）

• ISBN：9784122069886

内容説明

天涯孤独の大学生・揚羽をお姫様待遇で迎えてくれた伊織の正体は、なんとゾンビだった。人外の医者である伊織の周囲はドタバタの連続。熱中症の雪女、小さなモノノケたちの引っ越し騒動、そして人狼の襲撃が続き……？ イケメンゾンビとの恋愛は、どうなる？　人気シリーズ第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しゅてふぁん]

父母の友人と名乗る厄介な人物が現れた。伊織の嫉妬心だけでも面倒なのに、これからはそれを上回る面倒ごとが押し寄せる気配。良い従業員を得たのがせめてもの救いかな。松次郎とスミレが可愛くて微笑ましくて癒される。それにしても月歌に時雨とは、今回の登場人物の名前が詩的で素敵。

2021/03/20

[mariann]

あら、続いていくのね。棗さん。このくらい強烈なキャラが出てきたら次巻はスムーズに入っていけるだろう。…きっと。正直言ってヒーローがゾンビ以外ほとんどの設定を忘れていたわ。あー、そうそう、こんな設定だったね〜。と思い出しながら読み返す。面白くないわけじゃないけどパンチが足りない。目指せ！大団円‼︎って感じで進んでいくんだろうな。あと表紙よ… もうちょっと（笑）

2021/07/07

[きょん]

ゾンビ医者とポジティブ大学生許嫁の第二弾。お互いの独占欲と気遣いからすれ違う二人が甘酸っぱい。鬼頭組の問題はまだ解決しそうにないなあ。

2020/12/25

[おれんじぺこ♪(16年生)]

シリーズ第2弾。表紙の伊織がちょっと小説内での描写とはイメージ違うけど(笑)。勝手に「最後の晩ごはん」の表紙な感じに脳内変換させてます(←作家さん違う）

2022/09/16

[withyuko]

伊織と揚羽のお互いに想いあっているのにすれ違いが続いて、言葉にするのが大事とわかる。高温多湿は、ゾンビにも雪女にも良くないとか、鬼は角を折ると命に係わるとか、化け狸の赤ちゃんは狸の姿で生まれるとか、細かい種族の特徴が書かれていて面白かった。

2021/04/06