日本経済新聞出版<br> 音楽と真のリーダーシップ カーネギーホール総監督兼芸術監督は語る

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日本経済新聞出版
音楽と真のリーダーシップ カーネギーホール総監督兼芸術監督は語る

  • ISBN:9784532323707

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内容説明

クリエイティビティを阻害せずにベクトルを合わせる!
異能集団をまとめ収益と社会性を両立させてきたリーダーに学ぶ組織運営の真髄

「リーダーシップとは、答えを与えることではなく、その答えを導き出すための問いを考えることだ」
「お金がなければ文化も社会貢献もない!」
「チェリストとしての自分は、オーケストラのなかで日々同じことの繰り返しだった。しかしビジネスは今日と明日で状況が変わり、違うことをしなければならない。なんとクリエイティブな世界だ!と申し上げたい」

本書は、我が儘なアーチストたちで構成される世界的な芸術・文化的組織を率い、市民の支持を得ると同時に収益も上げてきたリーダーが、その実践するマネジメント哲学、リーダーシップのあり方を幅広く語るもの。カーネギーホールのエグゼクティブ・ディレクター兼芸術担当として組織の運営に携わるクライブ・ギリンソンに、Arch Street Pressの編集主幹ロバート・リムがインタビューをする形式となっています。

ここで語られる内容は、決して文化の話でもなければ、クラシック音楽の話でもない。組織運営を考える時、またリーダーシップを考える上で、非常に大きな示唆に飛んだものになっている。アメリカでは、ビジネスのクラスのテキストとして採用されている大学が複数ある。個々のクリエイティビティを殺すことなくいかに全体を一つの方向にまとめ上げるか?よき企業市民としての組織、つまり社会から支持される組織のあり方とは?など多くの企業が直面する課題に論及しており、マネジメントにとって大いに参考になる内容が満載である。

目次

序 達成への始まり

第1部 問いと学び

第2部 然るべき進化

第3部 創造力

第4部 目を外に向ける

第5部 予算と資金調達

第6部 コミュニケーションとメディア

第7部 目を内に向ける

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

64
ロンドン交響楽団(LSO)のチェロ奏者であったギリンソン氏が、経営手腕を発揮して巨額赤字のLSOを復活させ、その後カーネギーホールの総監督として飛躍する。その業績はビジネススクールのケーススタディでもある。「あなたには二つの耳と一つの口がある。それをその割合で使うのがリーダーシップだ」など示唆に富む言葉にも出会う。しかし、私にとって本書の面白さは音楽家たちのエピソードに溢れていることにある。社会還元に自らを捧げたバーンスタインやロストロポーヴィチだけでなく、C.デービスやT.トーマスらの生の姿が見える。2021/01/15

cocolate

2
「実際には人生を制御することはできない」という「キャリアへの道」の話が刺さりました。情熱ですね。2021/04/10

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