内容説明
当代人気の2人の論客がフェイク言論を縦横無尽に論破する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
42
昨年来の新型コロナの報道でも、本当に研究している専門家でもないのに何十万人が死ぬとか人心を惑わし本当に大切なことを教えない人たちをメディアが重用し、野党がその尻馬に乗る状況が続いている。大切なことは如何に危機に対応して乗り越えていくかだ。2020年11月発売とあってコロナ対応問題にかなり論及。現在の歯止めのかからないような状態から見ると、このお二人の意見が全て正しいとは思わないが、不安を煽るだけの(そして自分は何もしない)人たちの傾向、対する考え方がより理解しやすくなった。2021/01/21
南北
38
新型コロナ対策については自称専門家がさまざまに批判しているが、封じ込めるのではなく抑制するという「日本モデル」が正しかったとする考えには基本的には賛同できるが、著者が主張するほど絶賛できるものではないと思う。例えば分科会では無条件にマスク着用を提言しているため、マスクが感染防止の万能薬と勘違いしている向きがある。先日も大江戸線の運転士の間で集団感染が発生しているが、マスクはしていたはずだ。「感染防止のためマスク着用を」という車内アナウンスが笑えない冗談としか思えない。2021/02/10
無理矢理読書会@半田建設
5
コロナをはじめ憲法問題や外交問題(主に尖閣列島)に関する話題について筆者2人の対談形式の意見本。全体を通して納得できる内容が多かった。マスコミも政治家も或いは様々な分野の専門家にしても、パフォーマンス的行動が目立つようになったなと近年感じていた。本当に正しい情報を掴む、一方からだけでなく多方面の情報を得たうえで取捨選別していくことが大切だと感じた。その意味でこの著者二人はおそらく思想が近いため反対意見が少なく、反対論者の本を読むと異なる視点からの評価や今後の展望を得ることが出来るかもしれないと感じた。2021/03/08
depo
5
図書館本。日本のコロナ対策、日本学術会議、集団的自衛権など、マスコミが不安を煽り立てる人たちだけ登場させ政府を批判する。MCも、横に並んでいるコメンテーターらしき人たちも、それに追随する。政府の批判をすることが何かかっこいいと思っているのだろうか。内閣支持率も下がったが、だからといって野党の支持率が上がったわけでもない。野党第一党の支持率が一桁とは。2021/01/20
ココアにんにく
4
コロナ禍の今、刺さるタイトルです。42万人死亡説は記憶に新しい。感染症の情報をテレビで取る事はなかったので「デ●トリオ」等の存在は知らなかった。情報の信憑性を見るときエビデンスレベルを気にするのですが、それ以外にも発信者の背景など右左は関心がなかった分様々な要素がある事を知った。本書から約一年「日本モデル」の評価をお二人に聴いてみたい。関心はコロナだったので後半は流し読みしていると「篠田説」が出てきた。憲法について疎いのですが、戦後秩序の中での新しい価値観の中、書かれた憲法と見ると違って見えてくる。2021/09/13