光文社文庫<br> 駅に泊まろう!

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光文社文庫
駅に泊まろう!

  • 著者名:豊田巧
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2020/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334790820

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内容説明

セクハラ、パワハラ、サービス残業……。ブラックすぎる居酒屋チェーンの職場に辞表を叩きつけた桜岡美月は、東京駅から新幹線のグランクラスに乗り込んだ! 目指すは北海道の大地。亡き祖父から譲り受けたコテージのオーナーとしての新生活が待っている!はずだったのだが――。そこは超ローカル駅のただの古ぼけた駅舎だった。ハートフルなお仕事&鉄道小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

231
場所は北海道の比羅夫。駅自体が宿になってる宿が舞台。(宿は実在してます)道産子が読んだら、比羅夫から日帰りでそこまで行くのかいと、ついツッコミをいれてしまう。“試される大地”…もう死語だよと更なるツッコミ。ツッコミ入れつつも、まあ話はベタベタなんですが、不覚にもラストシーンにちょっとウルッとしてしまった。広い大地の北海道の情景と人の優しさに、疲れた心を癒してくれるような物語。たまには、車窓から景色を眺めながら鉄道で旅をしてみたいね。2020/10/31

おしゃべりメガネ

186
読友さんのレビューで気になり、手にとった作品でした。タイトル通り、北海道に実在する駅の宿『比羅夫(ひらふ)』を舞台に繰り広げられるほっこり人情&グルメストーリーです。北海道に住んでいると当たり前に感じる移動時間&距離の大変さがしっかりと綴られており、なかなかコミカルでした。話の流れで富良野の新蕎麦を求め、旅?するシーンが出てきますが、スッゴく蕎麦が食べたくなってしまいます。いつか、そう遠くない未来に本作の舞台となっている宿に自分も泊まってみたいと強く思いました。冬はきっと大雪で大変な場所なんだろうなぁと。2020/11/28

machi☺︎︎゛

138
東京のブラック企業の居酒屋に辞表を叩きつけた美月は亡き祖父から譲り受けたコテージのオーナーになる為に北海道の比羅夫へ。新生活に胸をときめかせながら遠路はるばる行った先にあったのは、古ぼけた駅舎と大自然だけ。そしてコテージは何とその駅舎!思っていたのと180度違うけれど美月にはもう帰る場所もない。ここでオーナーとして奮闘する事に。実際にある有名な電車とかも出てきて息子の影響で電車好きな私にはとても面白かった。そして北海道にもう1度行きたくなった。2022/05/17

みかん🍊

113
ブラック居酒屋店長職を辞めて亡き祖父の後を継いで北海道のコテージでオーナーをするため東京から奮発して新幹線のグランクラスに乗り込んだ、北海道に着いてからは特急, 最後にローカル戦に乗って着いた先は無人駅、そこはなんと駅舎の民宿だった。古い駅者を内装を改装して宿舎にお風呂はホームに建ったログハウス、有色はホームでバーベキュー、北海道の地理二は疎いので全部作者の作った架空の駅の架空の宿かと思ったら実際にあると知ってびっくり、鉄道は割と好きなので楽しかった。2020/09/17

ふじさん

108
居酒屋の店長だった桜岡美月は、セクハラ、パワハラ、サービス残業が当たり前の職場に辞表を出し、祖父が営んでいたコテージのオーナーになることを決意し、北海道の比羅夫に行くことになる。駅舎が民宿のコテージになっていて、従業員は一人の料理人がいるだけ簡素な宿だった。想像との違いに戸惑いながらも、オーナーとしてスタートをきることになる。ホームでのバーベキュー等、斬新さが受け、そこそこの客が訪れる。古ぼけた佇まいの駅舎のコテージを舞台にしたハートフルな鉄道小説。読んでいてのどかな風景と心温まる逸話で心が癒される。 2022/08/18

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