日本経済新聞出版<br> 縮訳版 戦争論

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日本経済新聞出版
縮訳版 戦争論

  • ISBN:9784532176938

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内容説明

世界の軍事戦略のデファクトスタンダードになっているアメリカ軍の戦略大学校。その戦略論コースの普遍の定番となっているのが、クラウゼヴィッツ『戦争論』と『孫子』です。軍事論、国際関係論、戦略論を語る上でのグローバルな常識になっている『戦争論』ですが、本書を購入した日本人読者の何割が通読できているでしょうか。
本書は、読まれざる名著の代表と言っても過言ではないクラウゼヴィッツ『戦争論』の縮訳版(分量にして四分の一ほどで、未だ半分もないので「縮訳」としました)。本書の言う「縮訳」は、「超訳」などという、翻訳とは別ものではなく、ドイツ語原文から省略した部分が相対的に多いというものです。
訳者はドイツ語翻訳能力は高く評価され、下記に列挙した既刊訳と比較するとわかりやすさは格段で、難解きわまりない『戦争論』が本書の登場によって理解が格段に進みます。

目次

第1篇 戦争の本質について
第2篇 戦争の理論について
第3篇 戦略一般について
第4篇 戦闘
第5篇 戦闘力
第6篇 防御
第7篇 攻撃(草案)
第8篇 作戦計画

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とり

9
先月読んだ「技術安全保障」に本書が紹介されていたので手に取った。戦争の教科書。著者はプロイセンの将軍で陸軍中心、さらに今から200年以上も書かれており、現代とは兵器がまるで違うが、現代でも士官学校で使われているとのこと。2025/11/02

okadaisuk8

2
孫子はビジネスとか、いわゆる世の「競争」全般に応用できそうな気もするが、戦争論は多分戦争にしか役に立たない笑。しかし、ベトナム戦争で米国が負けたことの説明に使えそうな記述もあったりしてはっとさせられる。それどころか、戦争においては精神も重要な要素であると言うことも含め、ロシアのウクライナ侵攻にも通用する部分がある。2023/06/27

ひろ

2
★★★★★。東洋の孫子とよく比較されるが、個人的には徹底したリアリズムが数百年先の時代のマキャベリとの共通点を感じた。戦争はあくまでも政治の一形態であり、外交に特化したのがマキャベリ、武力交戦に特化したのがクラウセヴィッツというイメージ。「現実はこのように正しく観察されなければならない。戦争の粗暴な部分を嫌悪するあまり、戦争の本質を無視するのは無益であり、本末転倒である。」足元で起きている戦争も決定打に欠けている上、開戦した側の最終目的が見え辛く、どう終わらせるかが難しいと感じた。2022/05/29

Y Koike

1
縮約版でもかなりストロングな内容であり、戦争というのを学問として捉えたパイオニア的な一冊と言えそう。戦争は政治の目的という主張はあまりにも有名。汎用的であるがゆえに、様々な事例に応用できそうな雰囲気もあるが、実際の戦闘状態のような霧や摩擦が発生するというのも、戦闘独自の事象のように思える。2024/12/31

Fuyuki Kawasaki

1
戦争の教科書というのが多分適切。 攻撃とは防御とは。戦略とは戦術とはという形で整理している。 訳はこなれており読みやすい。 「戦争は政治の一手段である」という箇所は、かなり後半で出てくる。一方で、大変重要かつ興味深い箇所なので、頑張ってここまで読んでほしい。 戦争の教科書だが、戦略・戦術を理論的に整理しているので、実社会でも役に立つかなという気もする。 なおこれは抄訳なのだが、これで十分なお腹いっぱいになれる。 興味があれば一読する価値はあると思う。2024/05/11

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