講談社文庫 走れば人生見えてくる

著者名：間庭典子【著】

講談社（2020/11発売）

• ISBN：9784062765152

内容説明

夜遊びＯＬだった女性、片肺を無くした男性、大失恋をした３０歳の女性、何をするにも自信のなかった女性、介護に疲れた女性、がんを発症した男性……走って人生が変わった男女１４人のルポルタージュ。自らスパルタスロン２４６キロを完走するまでに至った著者が知った「走る魅力」とは？　ブームの理由はここにある！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きょん]

「走ったところで、根本の問題は解決しない。走ることで魔法は生まれない。でも成長したり、自分の見方を変えることで、人生が見えてくる」１日の終わりに少しでも走ると、頭がクリアになってくる。悩みが大したことないと思えてくる。不摂生をすれば体が重く、走るのがきつくなる。大会で完走できると勇気が湧く。気持ちと体のバロメーター。自分にとってランニングはそんな感じ。

2014/03/09

[kamakama]

再再読。出てくるランナーはいずれも凄い方たちばかり。作者自身もスパルタスロンを完走したつわものである。だが、そんな作者でも「走ったところで、根本の問題は解決しない。はしることで魔法は生まれない。」と書いている。それでも走ると気持ちがいい。幸福感を感じることもある。そこは走力の優劣の差があっても同じ。私のようなへなちょこランナーは励まされる。最近ちょっとモチベーションが落ちていたけれど、本書を読んでまた走る気持ちに火がつきました。ありがとう！

2011/04/17

[バーベナ]

42.195kmを超えて、さらに走り続けるウルトラマラソンというものがあるなんて知らなかった。そして、世界記録保持者は、男女ともに日本人。なんと奥深い世界なのでしょうか。走り始めたきっかけ、続けている理由はそれぞれ違うけれど、心をリセットしてくれる効果があることは、バシッと伝わってきた。

2015/06/15

[kamakama]

また読んじゃった。再再再読です。この本に手が伸びてしまったということは、自分を励ます必要があったからだったんだなぁ、と読んだ後で気が付きました。しっかり、励ましてもらいました。

2013/08/05

[kochi]

走ることは万能ではないだろうけど、走りたくなった、走ってみようと思ったので、著者の思う壺…

2010/02/20