内容説明
持って生まれた力のために、翻弄される二人――超能力研究所を抜け出した兄弟・直人と直也は、まず二人が育った家に向かう。ところが、あるはずの家は跡形もなく消え失せ、そこには荒れ果てた空地だけが広がっていた。呆然としている二人の前に、研究所の所員・麻理子が現れ、所長からのメッセージを伝える。「なくなったものは、自分たちでみつけろ」と。サイキック・サスペンスの最高傑作! <全5巻>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rey
12
人とは違う、強力な超能力を持ってしまったが故に傷つき、普通の生活を捨てざるを得なかった兄弟の苦悩がたっぷりと描写されている。まぁ、深く考え過ぎでナイーブ過ぎな気もするが、そうでなくては物語は始まらないのだ(笑2014/09/19
ファルコン
8
超能力を持った兄弟の物語の第二弾。今回は兄弟の幼い頃の話がありました。自分の子供がこんな力を持っていたら流石に戸惑うと思います。マインドコントロールってここまで人を操れるんですかね。Yという謎の敵が登場して終わりましたが、続きがありそうな終わり方だったので次作があったら読んでみようと思います。2014/02/11
鑑真@本の虫
1
再再読。 さて、この先どうなるやら。2013/08/25
tomo
1
★★★★☆ 弟・直也の方が兄・直人よりも大人に感じるた。それは幼い頃から人の心に触れてきたという事実からだろう。でも、直人の方が人として素直だと思う。両親に対する思いも、両親の深層に触れられないからこそ生まれる疑念だと思う。SFだけど、心の動きがリアルな分、引き込まれる。2013/04/14
ゆご
1
物語はどこへ転がって行くの??2012/03/09