実験医学<br> イムノメタボリズムとT細胞の疲弊・老化 - 免疫機能不全を克服する新たなターゲット

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実験医学
イムノメタボリズムとT細胞の疲弊・老化 - 免疫機能不全を克服する新たなターゲット

  • 著者名:山下政克【企画】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 株式会社羊土社(2020/11発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758125383

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内容説明

がんや感染症での免疫応答低下に深く関わるT細胞の「疲弊」や「老化」.これらのT細胞機能不全をいま話題の「イムノメタボリズム(免疫代謝)」から理解する最新研究をお届け/他,2020年ノーベル賞解説記事も

目次

<特集>イムノメタボリズムとT細胞の疲弊・老化 免疫機能不全を克服する新たなターゲット
企画/山下政克
概論―T細胞機能不全をイムノメタボリズムから理解する
核内受容体NR4aによるT細胞疲弊と免疫寛容の制御
慢性感染症におけるT細胞疲弊の分子メカニズム
がん免疫におけるPD-1シグナルを介したT細胞疲弊と代謝制御
腫瘍微小環境の代謝制御によるT細胞疲弊の解除
胸腺退縮に伴うT細胞老化とその意義
グルタミン代謝によるT細胞老化のエピジェネティック制御とがん免疫
細胞内分解系とT細胞疲弊・老化

<2020 年ノーベル賞解説レビュー>
[生理学・医学賞]Alter博士らのノーベル賞受賞を祝して C型肝炎ウイルスの発見から撲滅への道
[化学賞]ゲノム編集がすべての研究者に開かれた

<連載>
News & Hot Paper Digest
糖アルコールで筋ジストロフィーを治す!?
計算機による医薬品結合タンパク質の設計
DNAシークエンス解析によるクロマチン構造の一歩先へ
希少疾患領域における海外患者組織の動向

カレントトピックス
口-腸粘膜免疫のクロストークから紐解く腸炎増悪メカニズム
冬眠様の低代謝状態を誘導する新規神経回路の同定
腸のPiezo1はセロトニン産生を介して腸と骨の恒常性を調節する
肺胞再生において一過性に出現する上皮細胞と,肺線維症におけるその蓄積
腸内細菌が増悪するネクローシス性全身炎症

クローズアップ実験法
タンパク質ドッキング構造予測ツール:LZerD

続・創薬に懸ける
トラスツズマブ デルクステカンの誕生―ADC創薬への挑戦

ラボレポート―独立編―
持続可能な社会の実現に向けて―The US Department of Energy Joint Genome Institute, Lawrence Berkeley National Laboratory

Opinion-研究の現場から
この小説を読んで博士課程に行こうと思いました

バイオでパズる!
生物分類に挑戦!