講談社文庫<br> ベトナム報道1300日 ある社会の終焉

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講談社文庫
ベトナム報道1300日 ある社会の終焉

  • 著者名:古森義久【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061834996

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内容説明

戦争と革命の中の人間を描くルポルタージュの名篇――1975年4月30日、南ベトナムの首都・サイゴン陥落。その歴史的瞬間を現場にあって目撃するなど、日本人特派員として最長の滞在記録を持つ記者が見た「ベトナム戦争」とは何であったのか? 本書は、記者自身が報道という仕事を通して見た、南ベトナムの興亡と、戦争と革命の中での人間の記録である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

28
アメリカ軍が去り苦境が続く南ベトナムサイゴンに敗戦までの3年半滞在した作者の体験記。サイゴン陥落の当日、解放区への命懸けの取材、国外逃亡で大混乱する空港などリアルな描写で興味深い。教科書で知っていた大国アメリカをゲリラで撃退したというイメージとはかけ離れていて驚いた。ベトナム戦争の戦いは民族解放ばかりが前に出て、共産主義革命という部分はほとんど知らなかった。南の人々の多くはチュー政権にも反対だが、共産革命にも反対。命がけで祖国を捨てるボートピープルと言われる人々の気持ちが少しだけわかった気がした。2019/05/08

hiratax

1
アジア旅行の帰路はハノイ経由だったので、本書を持参したのだけれど、バンコクハノイの機内で少し読んだだけだった。あとはロンビエン橋を歩いているうちにあっという間に夜がふけてしまったので読む時間がなかった。やっとこさ読み切る。巻末解説を近藤紘一が書いており「平板だけれどこの書き込みは必要」と。本書の元原稿はさらに量があったようだ。あと、この筆者いまはベトナムのあと、ワシントンに渡り、いまはものすごい保守論客になっていることも初めて知る。2016/10/02

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