内容説明
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書下ろしとなる連作「パスワード」「TOKYO八景」をはじめ、雑誌・結社誌に発表した短歌250首、予備校合格体験記のパロディ掌篇も特別収録。和田誠、大林宣彦との想い出を綴った、エッセイ等12本+小説3篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
79
『念力家族』や月刊誌『サイゾー』の時事短歌で知られる笹公人のバラエティブック。この本も今年出た本のベストテンに入れたい一冊である。シャレの通じる相手なら、クリスマスプレゼントに贈っても良いと思う。カルロス・ゴーンや羽生結弦を詠んだ時事短歌やSF短歌あり(どれも見事)、偽の大学合格体験記あり、亡くなった和田誠や大林宣彦を偲びつつ、交友を綴ったエッセイもある。大林作品を短歌にしたものも掲載されており、表紙のイラストは大林監督の義理の息子さんの絵である。こういう徹底は良い意匠である。本として素晴らしい。お薦め。2020/12/12
鱒子
70
図書館本 なんて面白い本なんだろう!ニヤニヤクスクスしたり、感心したり。楽しく読みました。オモシロ短歌が本書のメインですが、エッセイもパロディ小説も非常に面白い。著者の笹さんはセンスの塊ですねぇ。フォーッフォッフォッ2020/11/18
けんとまん1007
45
脳味噌が揺すられる。面白い、笑う、ニンマリする・・・それでいて、深く考える。この切り口は、独特だと思うし、その立ち位置がどこにあるのかを探りたいと思った。距離感の置き方、さらに一歩考えるとかなんだろうか。ふと思ったのは、デザイン思考にも通じるのかもと。2020/11/17
コンチャン
19
SNS上で見かけて手に取ってみました。穂村さんの帯文通りに取り上げる題材の面白さもあって、ユニークな短歌集だったと思います。2022/10/03
ゆみ
19
再読。2021/07/09