内容説明
女性関係にだらしない婚約者から、長きにわたり苦しめられてきた子爵令嬢ティーナ。けれど婚約を解消することは難しく、このまま心を殺して生きていくしかないと諦めていた折――偶然、出会った男性が彼女に救いの手を差し伸べてくれる。隣国の騎士で公爵家の嫡男でもあるという彼は、見目麗しく頭脳明晰で、非の打ち所がない。住む世界が違いすぎる彼だが、どうやらティーナのことを以前から知っているようで……虐げられてきた薄幸令嬢と謎めいた騎士の運命の恋物語。 ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サラン
11
★4 幼馴染みのユージーンと婚約しているティーナ。でも彼は数々の女性と浮き名を流しティーナを蔑ろにしている。子供の頃ユージーンを助けて背中に醜い傷が残った為償いの婚約だがティーナはユージーンを愛していた。ある日13年振りに国へ戻ったと言う公爵令息エグバートと知り合うが何故か彼はティーナが助けを求めたら全力で守ると言い好意を示す‥ユージーンやる事クソだが本当は凄くティーナを好きなのは分かる。好きな子の気を引きたい幼稚で自分勝手な行動で散々ティーナを傷付けるが身体の関係を持たなかった理由が最後で分かった。→2020/11/15
十六夜
6
家族から疎まれているヒロインは幼い頃誘拐犯によって怪我を負わされ、それがきっかけで幼なじみと婚約することに。でもそいつなかなかのモラハラ野郎でヒロイン苦しんでいるところに皇国の騎士であるヒーローが急接近。助けを求める彼女に応えて二人の婚約を解消させ、ヒロインと婚約する手はずに。急展開だけどヒーローの優しさにヒロインは恋に落ち、心配したヒロイン友人があれこれ探ったりするという。なにげこのヒロイン友人とヒーローの友人騎士のやりとりが面白かったわw 二組のカップルがそれぞれハピエンで元婚約者もざまぁでよかった。2020/11/15
坂上佳枝
0
クレアとダニエルが主人公かと思うほど活躍してました(・・;) どちらともハッピーエンド。一冊でニ度美味しい?2024/02/11