内容説明
いとうせいこうさん カズレーザーさん W推薦!
「そんなアホな。でも、そんなアホな、なんやで。」
壮絶な妄想かドキュメントか――。
日本を代表する放送作家・倉本美津留による渾身の処女小説。
人はどんな時代でも駆け抜け直せる。小説によって。
――いとうせいこうさん
妄想止まらぬアホの一代記。だけど、いつの時代も妄想するアホが世界を動かしてきた。
――カズレーザーさん
(以下、概要)
「世界を救うのはおれしかいない!」。
尋常ならざるほどの強烈な「思い込み」の強さをもつ後藤誉。
ある人物の生まれ変わりだと“確信”したときからその人生の歯車は壊れるほど強烈に回りだし……。
妄想かドキュメントか。実際に起こったカタストロフィとともに、アートの力、思い込みの力を描き切った感動作。
【著者プロフィール】
倉本美津留 (くらもと みつる)
放送作家。
「EXテレビ」「ダウンタウンのごっつええ感じ」「伊東家の食卓」「たけしの万物創世紀」「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」「松本紳助」「M-1グランプリ」「ダウンタウンDX」「浦沢直樹の漫勉」「シャキーン!」ほか、数々のテレビ番組を手がける。
著書に、『ことば絵本 明日のカルタ』(日本図書センター)、『ビートル頭―ビートルズの使い方 世界をビックリさせつづけるクリエイティブの本質』(主婦の友社)、『倉本美津留の超国語辞典』(朝日出版社)、『笑い論』(小社刊)、『パロディスム宣言』(美術出版社)など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書国の仮住まい
1
後藤誉は中学生の時、ゴッホの名前を知る。 死後評価されたような人生はゴメンだと思いながら、それでも彼の作品が何故万人の心を掴み続けているか。 そこで唐突に気づく。 自分の名前を略すと後誉、ゴッホとなることに。 月日は経ち、保険会社に就職。 しかし営業でもなく所有する美術館への配属となった。 そして会社はあのひまわりを落札して空輸されてくる。 向こうから自分に会いにくるのだと。 自分がゴッホを受け継ぐ、ゴッホになると決心。 自分だけのひまわりを描いていくのだが。 そんなアホな。 でもそんなアホな、なんやで。2025/02/05
真平
1
ゴッホのひまわりに衝撃を受けた主人公がゴッホの生まれ変わりとして自覚する話。自分の中に電撃が走るほど好きなものに出会ったとき、これを世の中に伝えなきゃという正体不明の使命感が芽生えることって確かにあるよね。天命だと感じちゃうの。Xのリポストとかも含めて、拡散力もいかに使命感を与えるかなのかもしれない(脱線)。「かつてのクソガキの武器は無知」という生業の歌詞に再度感動。身の丈を知らない大人ほど恥ずかしくて魅力的な人はいないよね2024/10/18
H Tsuda
0
何気なく手にとってみて読んでみました。 こういうの嫌いではないですが、 え!? って感じでした。2021/05/26
maimai
0
はあ⁉️2021/03/29
ゆい
0
★2021/01/14