扶桑社BOOKS新書<br> 自衛隊は中国人民解放軍に敗北する!?――専守防衛が日本を滅ぼす

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扶桑社BOOKS新書
自衛隊は中国人民解放軍に敗北する!?――専守防衛が日本を滅ぼす

  • 著者名:渡部悦和
  • 価格 ¥1,122(本体¥1,020)
  • 扶桑社(2020/11発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594086428

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内容説明

海上自衛隊はすでに中国海軍に凌駕されている。
日本に残された時間は短い。
いますぐ日中の戦力ギャップを埋める行動を起こさなければ日本の未来はない。

2020年5月、衝撃的な論文がワシントンの安全保障研究機関「戦略予算評価センター」から公表された。「中国海軍が日本の海上自衛隊に対して戦闘能力で大幅に優位に立ち、尖閣諸島領有や東シナ海の安定、さらに日米同盟に危機をもたらす」というのだ。しかも執筆者がトシ・ヨシハラという、米国の人民解放軍研究の泰斗だったため、その衝撃の度合いは強かった。
兎角、「中国人民解放軍は『数』で自衛隊に勝るものの、練度や装備、性能では自衛隊のほうがずっと上。よって自衛隊が負けることはない」と言われるが、実際のところはどうなのか? 陸上自衛隊で陸将まで務め、退官後、富士通システム統合研究所安全保障研究所で人民解放軍の研究を積み重ね、世界屈指の識者となっている著者が、その情報のすべてを集積~分析! 現実はどうなのか? その全貌が浮き彫りになる。

目次
第一章 トシ・ヨシハラ論文の衝撃
第二章 トシ・ヨシハラ論文に対する分析・評価
第三章 中国の核戦力と核電磁波パルスの脅威
第四章 航空戦力の比較
第五章 宇宙戦戦力の比較
第六章 サイバー戦能力の比較
第七章 AIの軍事利用
第八章 日中戦力比較の総括と日本の安全保障への提言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

55
今起こっている軍拡が何目指しているのか、この経歴の方の本なら参考になるのではと読みました。/憲法と専守防衛が桎梏となっているとの事ですけども、それ取っ払うとどこからかお金が落ちて来る訳でも、人が増える訳でもないよなあって読み終えました。米中という大国の狭間にある衰えゆく小国であるという立ち位置からよくよく考えないと。2023/04/12

ミライ

29
日本の自衛隊と中国の人民解放軍(中国の軍隊)の戦力を比較して未来を分析した一冊。海軍・空軍・核・衛星(宇宙)・AI・諜報・サイバー・ドローンなど、現代の戦争で使われるであろう中国の軍事力を知ることが出来る(本の出版が2020年11月なのでちょっとデータは古い)。いろいろな兵器が解説されていたが、核EPMと言われている広範囲を電磁波攻撃して攻撃範囲の電子機器(スマホなど)を全滅させる兵器が一番怖いかなと思った。(2020年くらいの時点の)中国の軍事力を知りたい人にオススメの一冊。2022/05/26

Shun

4
Cyber空間の鬩ぎ合いが我々の生活に直結してくるので、Cyber warfare(サイバー戦)の重要性はもっと認識されるようになって欲しい。 (著者:元富士通システム統合研究所安全保障研究所長、元陸上自衛隊東部方面総監)2021/02/23

犬養三千代

4
確かにそう。ベースとなる予算規模からして日本は少な過ぎ。2021/02/04

こきん太郎

2
航空機や空母等の数は圧倒的に中国には勝てない。 しかし、パイロットの数は?練度は? 航空機の性能は全機カタログ数値なのか? 米軍と日本を足して比較したらどうなるのか? というような疑問を検証していく。 興味深いのが日本の海自の強みは、米軍が日本に期待している部分を強化してきており、海上の戦いにおいて役割が主戦場とは異なるように設定されているのは興味深かった。 安全保障に興味がある人や、生業にしている人は読むことで視野を広げることができるだろう、2021/04/26

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