講談社文芸文庫<br> 逢魔物語

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講談社文芸文庫
逢魔物語

  • 著者名:津島佑子【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2020/11発売)
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  • ポイント 350pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061960381

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内容説明

『八犬伝』の伏姫、『番町皿屋敷』のお菊、三ツ目小僧……。物語、伝説、夢、フォークロアなどを鮮やかな媒介として、「秩序」「制度」からはぐれ、はずれた生や、愛たちを問う、「新しい時代」の女性作家・津島佑子の果敢な力業。時代が生んだ「生」の新たな意味を問う、中篇連作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はち

14
津島佑子(太宰治の娘)さん、初読み。5つの短編。父親がマザコンなら娘はファザコン?これは私小説?といろいろ勘ぐってしまう。心理描写が巧みで、面白いけど読んでいて非常に疲れる。あとがきで、津島さんは「おばけの話が好きで書こうとおもったらこうなった」と述べている。主人公たちは、ほとんど不倫したり、私生児を産んでいる。秩序や理性そんなものをかなぐり捨てた本性丸出しの人間の姿は妖怪そのものなのかもしれない。昭和の小説だけに固定電話のシーンがよく出てくるが、薄気味悪さに拍車をかけ、いい味出してる。父と娘、似てる!2018/10/15

9
好みの世界でした。前に読んだ津島佑子さんの本よりこちらが好き…男女関係も女性同士の関係もドロドロしてくるけど、終盤に幻想色が色濃く出てくるのが良いです。皆川博子さんの世界を感じます、だから好みなのかも。皆川さんに生活感を増やした感じ。特に「菊虫」と「おろち」が好き。「伏姫」も良かったなぁ。描かれてる男性が似てたりしてお父さんの影はどうしてもちらつくけど、津島佑子さんの作品をもっと読みたくなりました。2023/03/03

amanon

3
タイトルからして、どんな内容なんだろう?と思って読んでみたが、現代におけるこわい話というテーマで書かれた短編集という他は、良くも悪くも著者独特の世界。女手一つで私生児を育てたり、不倫をしたり…言い方は悪いが日陰の世界で、色々と迷いながらも何とか地に足をつけて生きる女性達の姿が描かれる。個人的には冒頭に収められた「伏姫」における主人公葉子と近所に住んでいた明石との幼き日のエピソードに惹かれる。著者の他の作品でも似たようなエピソードを持つ物があるが、この手の話には妙に妄想をかき立てられるな(笑)。2013/05/18

さつき

2
まーずい、これは、好きだ。面白い、面白かったです…。大枠を支え細部を彩るのは現実的な風景なのに、一筋縄ではいかない関係性とその中で渦巻く感情が、ゆるやかに夢と現、現実と幻想の境目をくずすような物語たち。冒頭の伏せ姫にも相当やられましたが、菊虫がものっそ、本当にものすごい好きでまずいです。他の作品もっと読みたいけど絶版が多そうで…とりあえず古本こまめに探します…。あと近代文学詳しくない私はこの方が太宰治の娘だと作者案内読むまで全く知りませんでした。才能って遺伝するのかなぁ…2012/06/03

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