河出文庫<br> メモリーを消すまで

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河出文庫
メモリーを消すまで

  • 著者名:山田悠介【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 河出書房新社(2020/11発売)
  • 初夏を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309417691

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内容説明

全国民に埋め込まれたメモリーチップ。記憶削除の刑を執行する組織の誠は、権力闘争に巻き込まれた子どもたちを守れるのか。緊迫の攻防を描いた近未来サスペンスの傑作に、決着篇を加えた完全版!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mug

22
義務化されたメモリーチップの埋め込み。国民全員の頭の中に“記憶”ではなく“記録”が残っているという恐ろしさ。このシステムがあれば冤罪はなくなって平和になる。そんな単純な話ではなくて。記憶を扱う、立派な立場のはずの「記憶操作官」が不正を行うというその事実にゾッとする。水面下で静かにぶつかり合うMOCの人間の思惑と、まっすぐに感情をぶつけるストリートチルドレン。ここまで“正義と悪”がはっきりと描かれている物語は久々に読んだかも🤭視点の切り替えとスピード感が心地よい一冊でした。2026/01/11

Mie Tange

8
犯罪防止のため全国民の頭に 記憶を保存するメモリーチップが埋められ、 事件捜査で記憶が再生されたり 記憶の削除が実刑になる世界の物語。 山田さんは素直に起こった事を 全て書いてってくれるので 大どんでん返し的なものはありませんが… 設定、発想が面白いのでスラスラ読みきれます。2025/05/03

りょう

6
犯罪防止のために頭に記録を保存するメモリーチップが埋め込まれた世界での物語。 犯罪者更生のために記録を削除を執行する機関での権力闘争とそれに巻き込まれる記録捜査官とストリートチルドレン。 最後は切ない2020/12/17

よーさい

3
自分が描きたいテーマに似ていたから手に取った。登場人物がわちゃわちゃしていて、把握するのに中盤くらいまで頭を使う。そこそこ面白かった。終わり方に納得する人としない人いそうだなと感じた。記憶=人格論は理解はしやすいけど、実際のところどうなんでしょうね…。小説だからとはいえ、みんなやりたい放題やってて一周回って笑ってた。窮地に陥った人間、確認不足になりがちなのはまあわかるけど、少しだけ展開に都合がいいなとも思った。自分には消したい記憶はあるだろうか。部分として消しても自己の連続性は保持されるだろうか。2021/02/21

ide

3
頭にメモリーチップを埋め込み、人間の記憶を読み書きできるようにした未来のお話。人間そのものが監視カメラになることで犯罪捜査がやりやすくなる。反面、まずい記憶を消すという不正が横行する世界。懲罰としての記憶消去もあるが、記憶を消すと犯罪の経験も反省も残らないので設定の甘さが残念。カズオ・イシグロのようなひねりが欲しかった。2021/02/11

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