新潮新書<br> ブラック霞が関(新潮新書)

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紙書籍版価格 ¥858
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新潮新書
ブラック霞が関(新潮新書)

  • 著者名:千正康裕【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 新潮社(2020/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106108853

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内容説明

朝七時、仕事開始。二七時二〇分、退庁。ブラック労働は今や霞が関の標準だ。相次ぐ休職や退職、採用難が官僚たちをさらに追いつめる。国会対応のための不毛な残業、乱立する会議、煩雑な手続き、旧態依然の「紙文化」……この負のスパイラルを止めなければ、最終的に被害を受けるのは国家、国民だ。官僚が本当に能力を発揮できるようにするにはどうすればいいのか。元厚生労働省キャリアが具体策を提言する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

112
公務員と聞くと「9時から5時まで。親方日の丸は潰れないから良い職業だよね」と思われる人が多い。けれど所謂キャリア組のブラックさは半端ない。過労死ラインである年間1,000時間を超す残業をする職員が約半数もいる、しかもその大半がサービス残業だという。これでは意欲を持って入庁した若き有能な人材も疲弊してしまうだけだ。そもそも先進国の中でも公務員の数が少ないことあるが、旧態依然とした働き方が残っているのも原因の一つであろう。「働き方改革」が必要なのはまずはお役所からなのかもしれない。★★★★2021/02/13

trazom

106
霞が関の役人の方々と日常的にお付合いがある者には、この実態には何の驚きも感じないが、それを、こうして世間に曝け出す勇気には拍手を送りたい。確かに、本書に示されているような労働条件や国会を取り巻く各種の慣習に問題があることは確かだが、それ以上に、高い専門性と、国の将来を担う気概に満ちた官僚たちを、尊敬せず、蔑ろにし、むしろ、彼らを貶めることで留飲を下げている政治家と国民(!)が、彼らのプライドを奪っているという現実を心から憂慮する。官僚に優秀な人材が供給されなくなったらこの国はどうなるのかと心配でならない。2021/01/22

Willie the Wildcat

95
そもそも論で、官僚の仕事のBottomとは何か?踏まえた『永田町への10の提言』は、民間企業の視点で見ても、至極当然の話。コロナ禍でも変化できなければ、ヒト・モノ・カネの喪失は今後も続き、政治的閉鎖性と閉塞感も不変。政策の中身を検証?同感。国民1人1人に義務・責任があるのも事実だが、(コロナ禍でも散見される)”不変”が国民の諦念や観念となり、喪失・悲観・無力感に繋がっていることも否定はできない。政策以前に、まずは姿勢・言動・結果で、”変化”を体感させること。政治にかかわらずリーダーとしての必要最低条件也。2021/01/05

かみぶくろ

69
3.7/5.0 7時出勤、27時退勤。サービス残業を含めた労働単価は最低賃金を下回り、身体も家庭生活も壊して、得られるものは国民の罵詈雑言だけ。気の毒としかいいようがない。国会議員との下請け的関係性や、官僚の日々の業務フローについてかなり正確にイメージできて、勉強になった。2021/03/12

キク

46
厚労省の妊娠中の女性が夜の3時まで仕事をしていて、みかねた新聞社が記事にした。医療、年金、子育て、労働環境を管轄する厚労省は、明らかに業務が拡大したが離職者が増え続けている。ブラック企業を指導する厚労省が最もブラックで、妊娠中の職員が過労による早産で、本庁から救急車で運ばれる事態まで発生している。コロナも厚労省の管轄だ。テレビで「人手が足りず、きちんとした対応が出来ない」と泣いている女性職員もみた。安易に官僚を叩いていれば、そのツケは行政の崩壊となりかねない。国民の為に働く方にキチンと敬意を払いたいと思う2021/01/27

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