内容説明
「マップとは言っても、国土地理院のような権威はない。ところどころの案内、それも案内人の勝手で連れて行かれる程度の、気ままな地図だ。そこで勝手に遊んで、そして自分の地図を、これまた勝手に作る、それでよいと思う。」(「あとがき」より)。3次曲線、群論、関数、位相解析、集合等を難易もさまざま、趣向もさまざまで遊び尽くすー刀斎流数学ワールド。30歳で執筆した幻の論考「微積分の七不思議」や壮大な数学の歴史をすっきり簡潔に素描した「数学の大いなる流れ」他全5編を増補した新版。
目次
Ⅰ 数学プレイマップ
1.3次曲線で遊ぼう
2.群論
3.積分のすべて
4.測度とはなにか
5.関数の成長史
6.位相解析
7.集合のカテゴリー
8.なぜ双対空間か
9.なぜベクトル解析なのか
あとがき
Ⅱ
解説 一刀斎センセイは生きている(亀井哲治郎)