戦略から始めるエンゲージメントマーケティング

著者名：小川共和

クロスメディア・パブリッシング（2020/10発売）

• ISBN：9784295404712

内容説明

この本で解説するのは、デジタルを駆使した新しいマーケティングの考え方「エンゲージメントマーケティング」です。
これは、「潜在顧客⇒見込顧客⇒買う気満々の見込顧客⇒顧客⇒継続顧客⇒ロイヤル顧客・アンバサダー」と長期間にわたって客との関係を続けるマーケティングのこと。
「withコロナ」の時代に重要な、対面営業に依存しない新しい「売る仕組み」、それがこのエンゲージメントマーケティングなのです

▼「施策」や「ツール」ではなく、「戦略」から始める

特にデジタルマーケティングに携わっていると、「施策」や「ツール」から始めることが多くないでしょうか。
もちろん、これらも間違いではありませんが、全体像が見えなくて、「部分最適思考」に陥っているかもしれません。
そうした意味で、次はマーケティングを「戦略から始める」のはどうでしょうか。

近年はネット、特にスマートフォンの浸透によって、人は欲しい情報をその場ですぐ手に入れられるようになりました。
実際に使った人のコメントも簡単に入手できます。
結果として、「営業マンと出会う前に選択プロセスの大半を終了している」という事態が起こっています。

そのため、「対面営業」のミッションは最後のクロージングに限定されます。
自社商品と出合い、客の頭の中で自社商品を「欲しい商品ナンバーワン候補」にまで育てていくのは、「対面営業」ではない他の施策となります。
それが、デジタルを使ったエンゲージメントマーケティングと、「対面しない営業」＝インサイドセールスです。

デジタルを使った、新しいマーケティングの考え方と実践知を、マーケティング初心者でも実行できる形に落とし込み、「シートに書き込んでいく」だけで戦略が出来上がる一冊。
ぜひあなたの事業にお役立てください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しらたき]

うーん。

2023/12/11

[kamachirui2]

読了。 おそらくザ・モデルをベースに書かれていて、あの本を面白く読んだ人間としてはわかりやすくてよかった。 セミナーで教わるような内容がパラパラと頭にある状態で読むと、パラパラが繋がって、それを現場で使うためにはどう落とし込めば良いかがちょっと見えてくる（気がする）のでもう少し読みこみたい。 とはいえ、いざ実践となるとなかなか一筋縄ではいかないですけどね～。指摘の通り、担当者レベルだとどうしても手を付けやすい「施策から」になりがちで、メインテーマである「戦略から」というところがハードルになる感。

2021/09/08

[スージーの青春]

新たに市場に投入するプロダクトが時系列で何をすべきかわかりやすくまとまっている。 ただ営業の進め方は少しアップデート必要かと思うが、全体の流れを見る分にはよいと思います。