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内容説明
上野万梨子さんといえば、時代の変わり目にいた料理研究家だった。フランスで修行をしたシェフが次々と帰国してレストランブームが巻き起こった1970年代後半、パリのル・コルドン・ブルーを卒業して帰国、自宅でフランス料理教室を開く。そのサロン的なクラスは一躍、予約の取れない料理教室となり、多数の料理書を出版、TV雑誌などさまざまなメディアで活躍するいわば時代の寵児だった。それが突然、1991年、拠点をパリ左岸に移す。日仏をつなぐ、料理を中心にしたライフスタイルを執筆・発信しながら、足かけ30年。唯一無二の料理研究家として今も独自のスタンスで活動する著者、待望の書き下ろしの料理エッセイ。書名どおり、おいしいフレンチやとっておきのお話がぎゅっと詰まった1冊。サラダやステーキなど、オリジナルのおうちレシピも併記された保存版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
9
フランスの有名料理専門学校ル・コルドン・ブルーを卒業してから、フランス在住30年くらいという料理家だそうで有名な方らしい。 フランス料理の基本はしっかり習得したうえで、日本人に合う調味料や材料を使ったレシピを紹介してくれる。専門用語やフランスの素材で名前が分からない野菜や調理法もあるが読み通していけば、味も伝わる気がして面白い。 2022/08/28
micky
2
#読書記録 #読書記録好きな人と繋がりたい #上野万梨子 さん 時代が進んだ石井好子さんのエッセイのような一冊。 料理研究家だけあって、レシピや食材への拘りは石井さんより強いのだけれど、どこか客観的な佇まいがそう思わせるのかも。 食べものだけでなくパリでの生活の章も楽しかった。カフェで見かけるマダムのしゃっきり加減、マルシェでのやり取りの真剣さ、 生活を際立たせるには、少しばかりの真摯さが必要なのだろう。 2022/10/27
本の紙魚
2
私のパリのイメージは、駅の壊れたエスカレータにエッフェル塔前の芝生に広がるタバコの吸殻、犬の糞。クラシカルなフレンチより多い多国籍なレストラン(不思議な日本語の和食店含む)の数々と、ピカールに代表される冷凍食品天国…というわけで、本場に行っても見つけられなかった「あこがれのパリ」に会いたいならこの本を読むと良い。丁寧に作られた美味しそうな料理の写真にお腹が空くし、ご当地サラダのレシピと共にフランスの地方を旅する気分に浸れる。フランス語の料理食材名がカタカナ表記なのがちょっと読みにくいかな。求む原語+和訳。2021/06/25
ティモシェン子
1
都内のお嬢様育ちの著者がフランスに行き料理を学び、料理についてめちゃくちゃ熱く語るエッセイ。 料理へのこだわりや情熱が感じられた。 お嬢様育ちの人が書くエッセイって、同じ国に生まれ育っていても見える世界が違うな〜って感じで面白くて好きです。 文章がうまいからスルスル読める。どのお料理もとても美味しそうに思えて、とても面白かった。2025/06/17
あつ
1
★★★2021/11/30